私の願いは……【地縛少年花子くん】

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私と三葉くんが怪異になってどれくらい経ったかな

どうやら招かぬお客さんが来たらしく







鏡の中世界は少し騒がしく感じる



でもそのお客さんはあまねだった






源くんもいる








あまね「……A？」






貴方「…あまね」







新しい姿のわたしとの対面にあまねは困惑した

そりゃそうだよね









でもあまねは私が怪異になるの否定しなかった








あまね「そっか。叶えたんだね」






貴方「あまね…！」








優しい笑顔に私は飛びつく
身体が人間だったときより軽い





ふわふわ浮くこともできる








つかさ「鏡地獄の主は三葉だけど、Aはぁ副主ってことになるのかな」









そっか。三葉くんのほうがたくさん食べたもんね






でも主とかそういうの気にしない




貴方「あまねといられるなら何でもいい。三葉くんは……いま幸せ？」








辛そうな顔してた

強くなりたい






本当に彼はそう願ったのかな









三葉「わかんない。でも僕が求めていた居場所はできたよ。君と同じ」






貴方「！……そう。」







源「どういうことだよ…二人して…A先輩も…兄ちゃんに何されるか…わかんねぇぞ？」






源輝。。
あの人は優しい人じゃない








怪異なら特に手加減なんてしない







貴方「…私はあまねといたいの。邪魔…なんてさせない」







ドォォン





手を降れば力の光が飛ばせる

魔法みたい





源「く…そ…」







貴方「…不思議。人間のときはまだ貴方達に情はあったのに。怪異になると…あまり感じない。あるのはあまねへの感情だけ」






興味のない人たちに優しさなんて




もう芽生えない

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