私の願いは……【地縛少年花子くん】

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コンコン




花子「A？入るよ……ってどうしたの？！」










私にギュッと抱きついてよしよししてくれる花子くん

怪異すべてが悪いわけじゃない








花子くんは優しくて、どんなときでも助けてくれて

こんな私にも寄り添ってくれる











優しい怪異だもん











貴方「源兄ぎらい…大嫌い〜…」











花子「よしよし…何されたの」










貴方「脅された…消すって…私“まだ”生きてるのに…」










花子「……まだ…？」











しぬ予定はない


たぶん










でも…花子くんと同じになりたいの

怪異になりたい











でもまだ私は人間









あんなこと言わなくたっていいじゃない

まるで私が怪異になりたいのを見透かしてるみたい











光「あれ？！どうしたんすか？！」







花子「……君のお兄さんにいじめられたらしんだけど？」








ほうちょうを構えて光くんに近づく




寧々「？！花子くん？！落ち着いて？！」











ヤシロさんは、必死にそれを止めていた
まぁ花子くんも本気じゃない











貴方「……花子くん…」








よしよししてーと甘えれば嫌な顔せずにしてくれる

そんなわたしたちを不思議そうに見る二人









そんな視線でさえ今はどうでもいいの

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