ワカちゃんが溺愛する彼女

Story18 ページ18

ご飯の匂いで目が覚める

昨日ほぼ何も食べてなかったからお腹が空腹










せんじゅ「お、Aさん起きた！ワカー！」





　





部屋にはもう香織さんはいなかった
久々にお母さんのようなぬくもりを感じて









　

今まで我慢してた寂しさが溢れてきた

ふと横を見ると私の家族写真









母子家庭で育った私は迷惑かけないため
卒業してすぐ自立した












最後にあったのは……もうわからないな






　
若狭「風邪治ったら会いに行くか」









私が家族写真を、見つめていたのを見てそう言っていた







でも仕事がある
土曜日も基本出勤だし










若狭「香織さんが、いつも頑張ってるご褒美って。一週間の有給くれたぞ〜」










貴方「え？！うそ…ほんと…？」








若狭「…悪かった。気づいてやれなくて……」









しゅんとするワカちゃん

言わなかった私が悪いのに










貴方「んーん。私もちょっと我慢しすぎてたのかも。甘えるの…苦手で……」







若狭「知ってる。一言ばっか気遣って、自分は甘えねぇの。初めて話したあの日から知ってる」











ワカちゃんは私より私のことを知ってる






私もワカちゃんのことワカちゃんよりしってる

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