神と巫女の恋物語 (ページ5)

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貴方「突然の訪問お許しください。私は桜之宮Aと申します。桜之宮神社の守り神であり、巫女であります。」

今はもう違いますけどと微笑む私
本当は微笑む余裕なんてない

湯婆婆「礼儀正しい子だねぇ。いいだろう。うちで働かせてやる。」

貴方「！！ありがとうございます」

隣にはハクがいる。
ハクも少し安心したような表情だ

湯婆婆「湯女として働き、たまに私の手伝いもしておくれ。仕事はハクに聞きなさい。それから、あんたの名は取る必要がなさそうだね」

貴方「？」

湯婆婆「私には何でもお見通しだよ。さ、行きな。」

湯婆婆様って怖そうだけど、根は優しいのかな

何でもお見通しなら

私のことすべてを見えてるはず
私がどんな生活を送っていたか

決して明るい過去ではない
簡単な気持ちで人に話せるものでもない

ハク「失礼します」

ハクと共に湯婆婆様の部屋を去る
つかれてしまったのかな

足元がふらつく
頭も少し痛む

ハク「どうした。顔色が悪いな」

貴方「だ、大丈夫…ちょっと疲れただけ…」

ハク「そうか…ここがソナタの部屋だ。湯女の仕事はリンに教えてもらうといい。湯婆婆様の仕事はまたそのときに教える。」

部屋は一人部屋だった。
でも一人部屋には少し広すぎる

ハク「私の部屋は離れてるが隣だから、何かあったらいつでも来るといい。」

ここの廊下は長い。
隣といっても結構な距離がある

ハク「明日から仕事だ。今日はゆっくり休みなさい」

貴方「…ありがとう」

もう少しそばにいてほしいなんて
どうして思ってしまったのだろう

ハクの隣は心地いいのは

どうしてだろう