story33 ページ33
貴女「ほんとに何も見えない。ねぇセブルス……セブルス？」
隣りにいたはずのセブルスが居ない。
振り返ってもいる気配はない。
この暗闇に入ってもう数十分。
出口は未だに見えてこないし
足元に霧が少し見えるぐらい。
杖に光をともしてもそれぐらいしか見えない。
大丈夫。
これは私の試練だから。
セブルスはきっと待ってくれてる。
だから負けない。
そう決心した時
ふわっと風が吹いた。
そして目の前には現れたのはセブルスと
貴方「リ……リー………？」
幻だと分かっているのに足が震えて声も出ない。
前に進まないといけないのに
足が動かない
リリー「ねぇA、どうして私を助けてくれなかったの？」
貴方「っ…！」
やめて
リリーはそんなことをせめるひとじゃない
リリーから視線をそらすと
逸らした先には血まみれで倒れてるセブルス。
これも…幻
わかっているのに呼吸が乱れる。
リリー「あぁ……あれのこと？ふふ、貴方だけ何も失わないなんてズルいでしょ？」
違う。
これはリリーじゃない
あれもセブルスじゃない
全部幻…
貴女「私は…！私はもう迷わない！！アンタたちのそんな罠に引っかからないんだから！エバネスコ！」
また真っ暗闇に戻った。
目の前にいた幻たちはいなくてホッとした。
あれは多分私の心の奥にあったリリーたちへの罪悪感。
少しだけスッキリした気がした。
続く (更新停止中)
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2月8日 11時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - 箱さん» こちらこそ素敵なコメントありがとうございます(•‿•) (8月7日 11時) (レス) id: 4f1d8b2671 (このIDを非表示/違反報告)
箱 - 素敵な作品ありがとうございます (8月7日 6時) (レス) @page14 id: 4edc0c80af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛姫
| 作成日時：2023年7月25日 22時
