花のような恋【賢者の石偏】 (ページ9)

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貴方「おはようございます、セブルス教授！」

スネイプ「…おはよう。朝から元気だな」

貴方「ふふ、だって教授が箒をくださったから」

私の家庭のことはここの先生全てが知っている。
私だけ箒を持っていなくてセブルス教授が買いに行って下さったらしい。

真っ黒な色に緑のラインが入ったスリザリンらしい箒。
それに黒はセブルス教授に似ているから。

貴方「ありがとうございます。大切に使います」

スネイプ「あぁ。」

貴方「私もお返しがあるんです」

黒い箱をセブルス教授の机に置く。
書物をやめ箱を受け取ってくれたことに嬉しさを感じる。

貴方「セブルス教授は、よく書物をしているでしょ？だから新しい羽ペンです！」

スネイプ「有り難く頂く。大切に使わせてもらおう。」

セブルス教授に忘れられない人がいるのは仕方ない。
私が勝手に教授を好きになったから。

その人のことを忘れてなんて言えないの。

だからね、せめて。

せめてあなたの隣で一番の生徒でいたいの。

貴方「教授、私好きな人が出来たんです。応援してくれますか？」

スネイプ「ほう。それはだれのことだ？」

貴方「教授ですよ。」

固まって私を見つめる教授。

貴方「安心して下さい。別に何もしません。私の今の目的は……あの御方の蘇りを防ぐ。それだけですから。」

そのあと？

そんなの分からない。

だって私が今貴方にどれだけ溺れているのかも

わからないんですもの。