花のような恋【賢者の石偏】 (ページ6)

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貴方「っ……あつ……いた……」

初の魔法薬学の授業で事件は起きた。
ネビルさんの鍋からこぼれた液体が私にかかってしまった。

一瞬助けようと出した手がいけなかった。

ドラコ「なにしてるんだ！グリフィンドールのことなんか放っとけば良かったんだ！」

隣りに座ってたドラコが怒鳴る。
それを聞きつけてセブルス教授が私のとこまで来た。

スネイプ「何をしている！！ロングボトム！順序をちゃんと聞いていなかったのか？！とにかく怪我人の処置が大切だ。完成したものは提出しておけ」

貴方「いっ……たい……！」

スネイプ「即効性の痛み止めを飲め。長くは持たん。」

渡されたくすりを一気飲みすれば痛みが消えた。
でも傷を見る勇気はない

貴方「ごめん、ドラコ。あとはよろしく。」

セブルス「いくぞ。」

優しく私を抱き上げてくれる。
この人、本当は凄く優しいんだな。

薬だってくれた。
痛み止めでも作るのに時間がかかること私は知ってるから。

魔法薬学のこと勉強していたもの。
魔法のことは全て目を通していた。

セブルス「誰もいないのか。これぐらいなら魔法で治るか……エピスキー」

私の腕に杖を当てて呪文を唱える。
傷は綺麗に治った。

ホッとした。
暫く魔法が使えなくなる恐怖。

強くなる練習ができなくなる不安。

セブルス「そんなに痛かったのか？」

貴方「ちが……これは……」

セブルス「…わかっている。でもすまなかった。私の観察不足だ」

どうして貴方が謝るの

どうしてそんな悲しい顔をするの、

そしてどうして私は彼から目が話せないの？

どうして彼が悲しい顔をして傷ついてるのよ？