花のような恋【賢者の石偏】 (ページ32)

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貴方「ん………」

目が覚めると私の部屋だった。
セブルス教授が、近くにいたら良かった

なんて思うのは我慢して起き上がる。
いつもよりスッキリした朝。

あんなふうに誰かに甘えて泣いたのは初めてだった。
両親はヴォルデモートが一番だったからね。

私が泣いていても気にしないし

貴方「セブルス教授、おはようございます。」

スネイプ「おはよう。フォックス」

静かにセブルス教授の部屋にあるソファに腰を下ろす。
こうして教授を眺めるのが結構好きだったりする。

お仕事してる教授は何倍もかっこいいの、

貴方「昨日はごめんなさい。自業自得なのにあんなふうに泣いて……」

スネイプ「……謝ることではなかろう。泣くのは悪いことではない。泣いた分強くなれ」

貴方「！……っ……はい、教授！」

セブルス教授は、決して否定しないの。
私を私としてみてくれる

泣いていてもあんなに迷惑かけても
今みたいに優しい言葉をくれるの。

貴方「ちょっと、図書室に行ってきますね」

スネイプ「一時間後には魔法薬学だ。遅刻せぬようしたまえ」

貴方「わかってまーす！」

この後に図書室なんて行かなければよかったと後悔するのは
今の私は知らないんだ