花のような恋【賢者の石偏】 (ページ25)

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貴方「ふふ、教授にスイーツは似合わないですね」

書店のあとは美味しいと有名なケーキ屋さんにてお茶をしていた。

私はチーズケーキ
教授はレモンケーキ。

ほんと笑っちゃうほど似合わない。

スネイプ「…………お前のケーキを不味くしてあげようか」

貴方「駄目ですよ？！」

ケーキをさっと守る。
セブルス教授はお構いなしにケーキを食べ始める。

教授って切り替え早すぎる。
これが大人というものなのだろうか。

教授からして私はどう頑張っても11歳の子供。
それが悔しい。

周りを見て比べても
私は大人っぽさもない。

貴方「………大人になりたい。」

スネイプ「あの御方を倒すためか？」

貴方「いいえ…教授の横に並びたいだけです。」

あの御方を倒してしまったら
私はきっと今のこの恋に歯止めが効かなくなる。

そうなったとき傷つくのは私。

スネイプ「…そのうち枯れる想いだろう」

貴方「…枯れないわ。教授が一番知ってるくせに。」

想いなんて簡単には消えないのよ。
会えなくなっても

時が流れても

想いは思い出としても残ってしまう。

ふとした時思いだして
苦しくなるの。辛くなるの。

それが

恋なのよ。