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story25 ページ25

アリス祭の締めである後夜祭。
用意された衣装に着替えて私達は会場に来ていた。



恋を楽しむ人、食を楽しむ人等沢山いた。
私にはそれが眩しくてここに居ても良いのか怖くなった。

私が楽しんでも良いのか不安になる。




一度闇に触れたら光がこんなにも眩しくなるなんて知らなかった。






ルカ「A?こんなところで突っ立ってどうした?」





貴方「……眩しくて。ここに居ても良いのかなって。」





棗「…俺たちの側に居れば良いだろ。」






その言葉1つで不安が消えた。




ルカ「棗もAも望んで任務とかしてるんじゃないだろ。二人は優しいし綺麗だよ。」




棗も微笑んでうなずいてくれる。

望んでしてることじゃない。
でも、私が奪った命があるのは事実。





ルカ「俺のためにも、こういう時ぐらい二人も楽しんでよ。ね?」




貴方「っ……ルカってずるいよね。そんな事言われたら楽しむしか無い。ね、棗」




棗「あぁ」





今日ぐらいは、キラキラ光るきれいな世界を堪能してもバチあたらないよね。




闇を知らない光だけを見て過ごしたかった。
こんな汚くてどろどろした世界から逃げたい






貴方「…棗も蜜柑と踊ってきたよ。好きなんでしょ?」




棗「っ………うっせぇ。」




貴方「ふふ、照れてる!レア棗!」





こんなふうに3人でふざけて笑い合って
楽しい日が毎日だといいのに。



毎日二人の笑顔が見れたら良いのに。




私の小さな力じゃ、守るべきものすらまだ守れない。

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設定タグ:恋愛 , , 流架   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:愛姫 | 作成日時:2015年3月21日 18時

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