アルカナ・ストラテジー:dtnb (リク) ページ33
M 様リクエスト
dtnb 学生時代の嫉妬話
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「宮舘ー、呼ばれてるぞ」
「...あ、うん。今行くよ」
そう言って席を立って涼太が向かった先には、黒髪の可愛らしい女の子が緊張した様子で立っていた。
......全然よくない。
あいつ、今年入って告白されんの何回目だよ。
涼太に告白されて、付き合ったのが1年前。いつものメンバーには話したけど、別にクラスメイトとかにも大っぴらにする必要は無いだろうと言ってない。
だから、知らなくてもいいし気を遣えとも思ってない。
けど、...俺が個人的に面白くない！
「ただいま、翔太」
「.......」
「翔太？」
「....別に」
ふい、と目を逸らして素っ気ない返事をしてしまった。俺の気持ちが分かってるのか分かってないのか、くすっと笑った涼太はいたずらする様に頬を突いてくる。
「っ...やめろ、」
「ふふ、はいはい」
余裕そうな笑みに、ちょっとイラッとする。
なんだよ、なんで俺だけこんな気持ちにならなきゃいけないんだよ。
涼太だって、俺と同じになるべきだろ！
□
「帰っていい？」
「なんでだよ！話聞いてたか！？」
呆れ顔のそいつは、他校の田中樹。
なんで俺が呆れられてるかというと、まあ、俺のせいなんだけど。
「無理だって...舘さん怒ると怖いじゃん」
「お前に矛先向かないようにするから」
「しょっぴーそんな器用なことできんの...」
涼太を嫉妬させたいから、できるだけ俺と距離近くして。
目の前の樹が溜息をついてるのは、俺がこんなお願いをしたからだ。確かに面倒なことに巻き込んでる自覚はあるけど、いつものメンバーはみんなそれぞれ付き合ってて頼みづらいし。
「お前しかいないんだよ」
「.....」
「頼む樹！この通り！」
「...分かった、分かったから顔上げて」
渋々といった感じで、やっと折れてくれた樹に嬉しさのあまり抱きついた。身を捩るのをガッチリ捕まえながら、少し考える。
樹は涼太が怒るって言ったけど、ほんとにそうなるのかな。なんとも言わないで、いつも通り穏やかに返されたらどうしよう。
モヤモヤとした気持ちを抱えながら腕に力を入れて、いい加減苦しいから離せと怒られた。
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りあ - こんばんは!この作品大好きです!更新、待ってます! (2021年2月13日 22時) (
レス) id: 9c7cdecfa0 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう. - 主様のdtnb最高です！ (2020年12月18日 20時) (レス) id: 8f7d50177b (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - sallyさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)了解致しました。お受けさせていただきます！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
sally(プロフ) - はじめまして！素敵なお話をありがとうございます！楽しく読ませていただいてます！リクエスト何ですが、全夫婦の甘々な裏のお話が読みたいです！skabさんもabさんがデレデレのを読みたいです。お忙しいと思いますがよろしくお願いします！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 32a5b29b24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - ぴこさん» コメントありがとうございます！本当ですね、ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん
| 作成日時：2020年3月14日 22時
