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16話    修正 ページ16

―――


 船内の隅にある休憩スペースのソファに凪沙と智恵理は座っていた。自販機で買ったジュースを持っている。

自由に過ごしていいと言われた後、智恵理はすぐさま医務室にいるきたりえの元に向かった。後ろからメンバーも追いかけ、通路の窓越しにベッドで眠るきたりえの姿を見る。医師からきたりえの命に別状はない、今は眠っていてしばらく起きないと説明を受けた。

すやすやと寝息を立てるきたりえを見て、智恵理は彼女が生きていることを確認すると目尻に涙が溢れた。凪沙がハンカチを差し出して微笑みながら「きたりえさんが無事でよかったね」と微笑む。
他のメンバーもきたりえが助かったのを見て安堵する。らぶたんは皆に背を向けこっそり涙を零していた。

やけどを負ったぱるる、友歌とも会い皆で無事に帰ってこれたことを喜び合った。

仲間の無事な姿を見て、皆がそれぞれ自由時間を過ごそうと散り散りになってゆく。
凪沙と智恵理は織音とおでこに大きめの絆創膏を付け、腕に包帯を巻いた友歌にお茶でもしないかと声をかけられた。だが、智恵理が凪沙に話があるからと言って申し訳なさそうに断り、凪沙も了解しごめんね、と二人に謝りこの場を離れここに来ていた。



 自販機で買ったジュースを飲みながら、暗い空気を漂わせる智恵理を凪沙は心配そうにチラ見している。
智恵理は何口かジュースを飲むと、口を開いた。

智「…ごめんね」

凪「えっ?何が?」

急に謝られ、思い当たることが何もない凪沙は不思議そうな顔をする。智恵理は申し訳なさそうな顔をしていた。

智「センターノヴァとしても00メンバーとしてもだけど、あっちゃんのライバルとして情けない所を見せて…。私の覚悟が甘かったせいでライブじゃゆいはんさん達の足を引っ張って、きたりえさんに怪我させた」

凪「そんなことないよ!それにきたりえさんのことは智恵理のせいじゃない!そりゃ、きたりえさんがあんなことになったのは辛いけど…。でも、仲間を守るのは当たり前のことだよ」

智「そうだけど、それでも私は皆を守る立場なのにできなかった。私一人でどうにかしようなんて傲慢な考えは間違ってたのはわかった。でも、らぶたんさんの言う通り今日はキララの輝きがいまいちだった。あれじゃセンターノヴァとして認められなくても仕方ないよ」

凪「でも、それはひどいことを言われたからでしょ?」

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設定タグ:マクロスΔ , AKB0048 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作者ホームページ:http://id38.fm-p.jp/213/7772010/  
作成日時:2023年8月10日 19時

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