《２》彼女は実は天才声優で！？【福山潤】

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＊福山潤視点＊


映画を見終えて 早坂さんの希望で


本屋へ行くことに


潤(何か見たいものでもあるのかな)


本屋へ来て気づいた


これは言っておかないとヤバイかも


潤「早坂さん」


小さな声で 呼びかける


貴女「はい？」

潤「この間のイベントについて特集されてたりするから
ここでは あまり声を出さない方がいいかも
あと、マスクは絶対外さない」

貴女「は、はい」


よし…多分これで大丈夫だろう…


チラッと 早坂さんと一緒に


声優専門の雑誌コーナーへ行ってみると…


2人「！？」


潤(えぇぇぇぇぇ！！？)


見事に お客さんが！！


しかも ほとんどの方が持ってる雑誌が


あのイベントについて特集されてる雑誌かよ！！


早坂さんに注意しといてよかった…


潤(はっ！まさか早坂さん…この事を確認したかった…？)


その可能性が高いな


潤「ちょっと 離れようか」


そう言って 少し離れたマンガコーナーへ移動する


貴女「びっくりしちゃった
あんな事になってたなんて…」

潤「そう…だね…」


とにかく セーフかな


今はプライベートだし


第一 早坂さんがいるから…


？「びっくりだわー、様子見に来て正解？」

？「正解なんすかねw」


ん？この声…


小声で喋ってるけど やけに響いて聞こえる


隣の棚の方から声が聞こえる


そして こちらへ来ようとして


その人達の顔が見えた


潤「…んっ！？」

貴女「…えっ？」


急いで 早坂さんの手をとり


走り出した


潤(な…何で…)


潤(何で 櫻井さんと達央がいるぅぅぅぅ！！)


多分あの会話からして


雑誌だな！？雑誌の確認だな！？


何で来る日が被るんだよ！！


マスク着用してたけど


俺にはすぐ分かったぞ…


だって あいつらだもん(ドヤァ


......................................................


潤「…はぁ…はぁ…大丈夫かな」

貴女「…はぁ…はぁ…」


ここまで遠くに来れば


大丈夫だろう…


マジで焦った…


貴女「…あの…福山さん…」

潤「…ん？」


早坂さんの目線は 俺の手の方に


潤「…あ」


そういえば俺…


走り出す時に 手繋いでたぁぁぁぁぁ！！


潤「ああっ！ごめんなさい！」


そう言い 離そうとしたが


潤「………」

貴女「…？」


離そうとした手を もう1度強く握りしめ


潤「…このままでも…良い？」

貴女「…！」


離すのが惜しくて


貴女「…は…はい…」


そのまま 早坂さんの手を引き 歩いた

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