はち。鍵が誘う ページ9
｢おーい山本ー席借りるぞー！｣
虎井くんは僕の席の隣の席に座った。
｢…虎井くん、なんで僕と一緒に食べ
｢虎井ー！客ー！｣
｢……………｣
他のクラスの人が虎井くんに用事らしい。
虎井くんは｢ごめん行ってくるわ｣と言って席を外しドアの前に立っていた友達の所へ行った。
(…あ、黒崎先輩か)
虎井くんを呼んだのは黒崎先輩だった。
そして少し話をしてた虎井くんがこちらに戻ってきた。
｢ごめん！昼に用事あるの忘れててさ…一緒に食べんの今度でもいい？｣
｢…そっか、大丈夫だよ｣
｢ありがとう｣
と言って虎井くんはメロンパンを1口だけ食べて袋にしまいドアの近くにいた黒崎先輩の元へ向かって、黒崎先輩とどこかへ行ってしまった。
似た様な感覚を覚えている。
…あぁ、捨て猫と会った時だ
あの時も僕の方が先に猫とじゃれていたのに
黒崎先輩が来て猫も黒崎先輩の方に寄ってしまった。…まぁそれは黒崎先輩が猫に慣れていたからだと思うけど
でもあの時の猫は黒崎先輩の家で幸せになるからいいや
虎井くんも？もし虎井くんが黒崎先輩に好意を寄せていたら？
…いやそんなネガティブな事を考えるのはやめよう。
僕はいつもみたいに1人でお昼を過ごした
放課後、僕は少し調べ物をしたかったので図書室へ向かった。
(んー…この変じゃないのかな…)
｢何か探してます？｣
本を探していると、声をかけられた。
…女？でも制服は男用…いや、今の時代女の子が男の子になりたいって言う人もいて男用の制服を着る女の子もいるか…。
｢あぁ…えっと…こーゆう系の本を探してて…｣
｢花関連ならこっちですよ！｣
｢あ…ありがとうございます｣
おそらく図書委員の人だろう、僕の求める本の元まで案内してくれた。
読みたい本が見つかりその本を軽く読んでみた。
15分くらい時間がたった頃僕は図書室を出ようとした、
すると先程の…中性的な人にまた声をかけられた。
｢また…来てください！｣
｢え、あ、はい…｣
また来たい、何故かそう思わせてくれた。
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むす(プロフ) - にーちゃんさん» わわ…嬉しいです！ご愛読ありがとうございます！（^^） (2022年2月25日 20時) (
レス) id: 320895ff94 (このIDを非表示/違反報告)
にーちゃん - とっても面白かったです！！！ (2022年2月25日 20時) (レス) @page15 id: e3270e9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
むす(プロフ) - たこ焼きさん» 入学大歓迎ですよ……(^O^) (2021年10月28日 17時) (レス) id: 320895ff94 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 今すぐこの学校に入りたi((((殴 (2021年10月28日 16時) (レス) @page4 id: 508c9e96c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むす | 作成日時：2021年10月26日 16時
