ろく。出逢えた ページ7
｢…昼も一緒に食べたいんだけど｣
｢えっ！？あ、いや…えっと……い、一緒に……行きたいし…食べ、たい……｣
やばい！ホントに嬉しい。最高。
｢あ、ほんと？じゃ行こ｣
｢あ、うん…｣
虎井くんは緊張とかはしてないみたいだ。
……当たり前か、僕が一方的に好きで変に緊張してるだけ。
でも虎井くん本当に緊張とかしなさそうだな
購買
｢天乃何買う？｣
｢んー焼きそばパン、虎井くんは？｣
｢俺はー…メロンパンかな｣
やっぱり甘いものが好きなんだ。
それぞれ欲しいパンが買えて教室に戻る途中虎井くんが口を開いた。
｢俺さ｣
｢ん？｣
虎井くんの緑色の瞳と目が合った。
｢天乃と初めて会った気しないんだよね、｣
なにそれ
そんなの、映画でしか聞いた事ない。
｢…天乃は、どう、？｣
｢え、僕？｣
｢うん、いや……俺が天乃と "初めて話した時" からさ…なんか、｣
"あの時"を思い出してみる。
＿＿4、5ヶ月前の事だった。
その日はクラス替えが終わって3日目ぐらいの時、放課後玄関へ行く途中ぼーっとしてて前から歩いてくる生徒に気づかずその生徒とぶつかってしまった。
｢いって｣
｢あ、ご、ごめんなさい！｣
僕は申し訳なくなって頭を下げた。
そしたらそのぶつかってしまった生徒に髪をくしゃりと掴まれそのまま髪を引っ張られ、僕は転けて尻もちをついた。
｢はっWなんだこの髪Wきっしょ、厨二病終わってねぇのかよ｣
｢…………｣
僕は、怖くて、黙り込んでしまった。
｢お〜い〜黙っちまったじゃねぇーかよ笑かわいそー｣
そんな事を言うやつはまったく気持ちの篭ったようには聞こえなかった。
どうすればいいんだ、…逃げる？…もし追い掛けられたら？殴られちゃう？
僕の前にいる金髪で馬鹿みたいな顔をした奴が僕に殴りかかろうとした
ここで立ち上がって避けるのは無理だと思ったから、目を瞑ってグーパンチを受けようとしてしまったその時
パンチの痛みはやってこない
恐る恐る目を開けると僕の視線の目の前には僕と同じ色のネクタイをつけた人だった。
｢えっ…｣
｢だいじょぶ？｣
綺麗な緑色の瞳
低くて落ち着いた声
少し舌っ足らずな喋り方
君とハジメテ会った日。
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むす(プロフ) - にーちゃんさん» わわ…嬉しいです！ご愛読ありがとうございます！（^^） (2022年2月25日 20時) (
レス) id: 320895ff94 (このIDを非表示/違反報告)
にーちゃん - とっても面白かったです！！！ (2022年2月25日 20時) (レス) @page15 id: e3270e9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
むす(プロフ) - たこ焼きさん» 入学大歓迎ですよ……(^O^) (2021年10月28日 17時) (レス) id: 320895ff94 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 今すぐこの学校に入りたi((((殴 (2021年10月28日 16時) (レス) @page4 id: 508c9e96c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むす | 作成日時：2021年10月26日 16時
