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最終回と36日目 ページ37

部屋から出ると記憶を探り、自分の部屋へ向かう。
自分の部屋って、確か向こうの世界とあんまり変わんないよね。

廊下を歩いていると私の部屋が見えてきた。
ドアの前で一度立ち止まり大きく息を吸うと勢い良くドアを開けた。

「うわー、めっちゃ綺麗に保たれてる…」

誰が掃除してくれてたのかな?後でお礼言いにいかないとね!

部屋中見渡すとクローゼットに目が行く。制服ね…確か…

「…やっぱり!」

私の制服は斬島達が着ているやつのワンピースバージョン。下は短パンだけど、私はタイツを履いていた。あとみんなも履いてるブーツ。

部屋の鍵を締めて、今着てる服を脱ぐと早速着る。鏡の前に立つと少々違和感。

久しぶりに見たからだろうけどね。
帽子を取ると、頭にスッポリと被らせる。

私の顔は星が飛んでるんじゃないかってくらいキラキラしてる。

ワンピースの中にカッターを数本忍ばせると、準備完了。
肋角さんの部屋に向かおう。


コンコン…
「入れ。」
「失礼します!」

ドアを開けると肋角さんは背を向け窓の外を眺めていた。

「着替えてきましたよ。」
「…やっぱりその方が似合うな。」
「っ!あ、ありがとうございます…」

こんな風に褒められたのは初めてだからすごく恥ずかしい。

ポンポン…
「…これからも獄卒として、一緒に働いてくれるか?」
「い、いいんですか…?また迷惑、かけそうで…」

私がそう言うとガチャ、とドアが開き、ズラズラと6人が入ってきた。

「良いに決まってるだろう。」
「俺らだって迷惑掛けっぱなしだし…」
「Aいねぇとつまんねぇしな!!
「話相手にもなるからな。」
「A居ないと寂しいし…ね?谷裂!」
「…そうだな。」

珍しく素直な谷裂に驚きながらも、みんなから肋角さんへと視線を戻すと少し微笑んでこっちを見ていた。

「どうだ?これだけ言ってくれるんだ。それでも戻らないのか?」
「…戻るに決まってるじゃないですか!私だってみんなと任務行ったり、お話とかしたいんです!」

少し大きめの声でそう言うとみんなは笑ってもう一度…


「「おかえり!!」」


そう言って抱きしめてくれた。

《あとがき》→←温もりと35日目



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ふぇいと(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても楽しませてもらいました(*^_^*) 後日談とか、ちょっと気になります…! (2015年4月27日 23時) (レス) id: 48c9001d5f (このIDを非表示/違反報告)
レイチェル(プロフ) - いつもみています! 他の作品も良く見てますっ! これからも頑張ってください><// (2015年4月16日 22時) (レス) id: 8ea63b7472 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこめろんぱん。 | 作成日時:2015年3月20日 0時

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