再開と34日目 ページ35
獄都、私が居た屋敷。
…久しぶりだなぁ…。にしても相変わらず立派！
私はみんなの後ろについていたので最後に入る形となった。
「あ！そうだ！！！」
「んだよ。」
平腹は声をあげたかと思うといきなりこっちを振り返り、こう言った。
「A！おかえり！！！」
平腹を筆頭に、みんな口々におかえり、と言ってくれた。
おかえり、なんて誰かに言ってもらう事なんて無かったから自然と頬が緩んだ。
「…ただいま！！」
「わ、もう泣くなー！」
「ふ、相変わらず泣き虫だな。」
木舌の大きい手が頭の上に乗る。あったかい…。
「おい、泣くな。これから肋角さんに会うんだぞ。そんな顔でどうする。」
「谷裂…」
「なぁなぁ田噛！谷裂って変なところでツンデレだよな！」
「さぁな。」
そんな会話をしていると肋角さんの部屋の前に到着。
「Aはちょっと待ってて。おれら先に入るから。」
コソッと耳元で言われ、少々くすぐったく感じながら私は頷いた。
木舌、谷裂をはじめとして後ろに2人ずつ並んで中に入って行った。
後少しで会える、そう思うと少し緊張してきた。
1人そわそわとしながらドアの前で待っていると中での会話が聞こえてきた。
「…それとですね、肋角さんに会わせたい人が居るんですが…」
「ふむ、良いぞ。」
「ありがとうございます。」
報告を終えてた木舌がドアを開けた。
目の前には赤い目のあのお方。
私はペコリとお辞儀をすると緩む頬を抑えながら失礼します、と中へ一本踏み出した。
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ふぇいと(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても楽しませてもらいました(*^_^*) 後日談とか、ちょっと気になります…！ (2015年4月27日 23時) (
レス) id: 48c9001d5f (このIDを非表示/違反報告)
レイチェル(プロフ) - いつもみています！ 他の作品も良く見てますっ！ これからも頑張ってください><// (2015年4月16日 22時) (レス) id: 8ea63b7472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこめろんぱん。 | 作成日時：2015年3月20日 0時
