やあ、初恋の人。《 名探偵コナン×ルパン三世 》

104 PROMISE ページ15

ルパンside


携帯に表示された次元の名前。
…思ったより早かったな。















ル「……悪ぃ、時間だ兄ちゃん。」ｼｭｯ!

降「！」



そう、胸ポケットから出したカードを
目の前の警察官に飛ばす。

ハッと受け取った兄ちゃんは、カードを見て驚いた顔をした。




降「…！これ」


ル「今回限りの俺様のケー番。
Aちゃんを助ける時 なんか困ったら連絡しな。

____________________あと…1つ頼んでいいか？」


降「…？何だ」
















ル「全部が済んだらAちゃんに伝えてくれ。

俺に会いたくなったらいつでも呼んでくれ、
でもすぐ来ないようなら______________________













__________________捕まえ(会い)に来てくれってよ。」









俺の頼みに、
ついさっきまでの情けねえ顔なんて消え去って
懸命で強気な男の顔になった兄ちゃんの。
















「_______________________あぁ、必ず伝える。

それに……
次は僕も君を逮捕するために追うよ、ルパン三世！」









なんて、気持ちのいい生意気な返事を聞いて
時計塔から飛び降りた。










ーーーーー





ﾄﾞﾝｯ!!


ル「痛ってぇ！！」












「____________________もうっ、”痛ってぇ”じゃないわよ！」












落下していく身体が時計塔の中腹部で
機体に叩き付けられた痛みに悶絶する俺の目前で……
仁王立ちして怒る美女。











ル「ナイスタイミング、助かったぜレベッカ。」


レ「調子いい事言って！

何よあの丸腰バンジー！！
ルパンだけずるいじゃないあんなスリル！」







落下していく俺が着地したのは
イタリア製の真っ赤なジェット機。

次元と五エ門と共に
フランスから脱出する唯一の手段として
レベッカに頼んでおいたのだった。







レ「ていうかルパン、
さっき一緒に居たイケメン誰？アラブ系の王子様とか？」

ル「んや、ポリスだぜ日本のな」


レ「マジ？！彼となら追いかけっこしたいかも〜！！
ね、所属と名前教えてっ！！」












・











ル「_____________________…ん〜そうだな。

今夜 俺たちでフランス中にでっかい騒ぎ起こせたら……
向こうから追ってくるぜ、レベッカちゃん♡」





俺の言葉に「！確かに、それに面白そうね♡」と
執事に電話かけ始めたレベッカ。












____________________さて。警察はこっちに任せろ、

Aちゃんを頼むぜ、兄ちゃん。

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