33 ページ47
『り、リムル様おはようございます･･････』
「おう、おはよう。･･････うぁあ〜眠い」
「まだ惰眠を貪っていたかったのに」と言わんばかりの表情。わかる気がする･･････。
「リムル様、おはようございます」
そこに完璧な立ち居振る舞いでシュナさんが現れた。お盆に味噌汁と玉子焼きらしきものがのっている。なんて美味しそうなのでしょう。
味噌汁は良い香りするし、玉子焼きは凄く綺麗な黄色。今にもお腹が鳴りそうだ。
椅子に腰掛け、手を合わせる。
『いただきまーす』
「いただきますんぐんぐ」
隣を見るとミィが「いただきます」を言ったのが先か箸を手に取ったのが先かというスピードで食事をかき込んでいく。
あっという間にご飯は無くなり、玉子焼きもお皿から姿を消した。残った味噌汁も数秒で飲み干されてしまい、ミィは満足げな顔だ。
「シュナさーん、おかわり下さい！」
シュナさんがミィの要望に応えてささっ、とご飯を器に盛り付け味噌汁を足した。
彼女はプロだった。前も似たような台詞を言った気がする。
「おいひい･･････」
ミィの表情を簡潔に表すとしたら、『幸福』だろう。幸せに満ち溢れた顔だ。
ご飯はつやつやで温かい。玉子焼きもいい具合にとろりとしていて美味しい。味噌汁も出汁が香って非常に食欲がそそられる。
ゆっくりと、しっかり噛み締めながら食事を進める。
ミィは３杯目のおかわりをしていた。やはり彼女の食事スピードは異常である。
私が食べ終わる頃にはミィは５杯目を食べ終え、満足そうにお腹をさすっていた。
「いやー、美味しかった。こんなに温かくて美味しいご飯が食べられるなんて幸せ･･････」
確かに美味しかった。
普通の暮らしをしていた私でもそうなのだから、辛い境遇にあったミィからすると尚更美味しかったんだろうと思う。
『ごちそうさまでした！』
２人で手を合わせて席を立つ。
部屋に戻る途中であることを思い出した。
『･･････そういえば今日暇だけどどうする？』
「･･････どーしよっか」
顔を見合わせ、その間抜けさに「プッ」と吹き出してしまい、私達はしばらく笑い続けていた。
──────────
何日か更新してなくてすいません！
あとお気に入り登録40人ありがとうございます！
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「転生したらスライムだった件」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霧雪@誤字王女(プロフ) - 果汁ジノ％さん» ･･･あっ (2019年1月8日 19時) (
レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
果汁ジノ％(プロフ) - 設定に性別なしと書かれているのに容姿で幼女と書いてあるのは……突っ込まない方が良いですかね (2019年1月8日 16時) (レス) id: e1e76f0140 (このIDを非表示/違反報告)
霧雪@誤字王女@怠惰の眠り(プロフ) - ごめんなさい＿|＼○ ＿あらすじ（？）の右上に文字の大きさを変えるところがあると思うんですが、そこのCSSと書かれているところのスイッチみたいなのを押すとCSSをオフに出来ると思います！これからも更新頑張りますね！ (2018年12月3日 16時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - すみません（ ; ; ）文字が見えにくいので背景(？)を変えていただきたいのですが(/ _ ; )物語はさいこーです！ (2018年12月3日 10時) (レス) id: dedbfedcbe (このIDを非表示/違反報告)
霧雪@誤字王女@怠惰の眠り(プロフ) - さん» あっ (2018年12月2日 20時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：村人A&紗雪 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a0dca1215a10/
作成日時：2018年8月6日 14時
