白猫少女。【転生したらスライムだった件】

25　ついに！ ページ39

数日後、リムル･･････様からついに！

球体関節人形が完成したという!報告が来たんですよ！

「お、来たか。これだよこれ、よっ、と･･････」

丁寧に作り込まれた人形。

試しに動かすと人形とは思えない程滑らかに動く。これは凄い。

「あ、後服も」

リムルはそう言うと服を二着渡してくれた。

一着目は今私が着てるワンピースに似ていて、白い無地のワンピース。

だけど今着ている物とは何かが違う。なんかこう、パワーというか･･････そういうものを感じる。

二着目は緑色のノースリーブとハーフパンツのセット。多分ミィの分だね。

『リムル様！なんか服から凄いパワーみたいなのが！』

「ん？あぁ、それか。それはな･･････えっと･･････おーいシュナ！ユキルに説明してやってくれ！」

「了解です、リムル様」

あ、逃げた。

「それでは、ユキルちゃん。説明しますね」

『あ、あの･･････出来れば簡潔に説明してくださると嬉しいなぁ･･････なんて･･････はは』

私が少し後ずさりながら言うとシュナさんは微笑んだ。あ、ここに女神が居ます。

「もちろんです。そもそもそんなに難しく無いですからね」

『あ、そうなんだ･･････お願いします！』

シュナさんが「はい」と頷く。

「この服は私の魔力を込めた極細の魔鋼糸(まこういと)を使って作りました。防御力も各耐性もなかなかのものなんですよ」

『へぇ〜･･････てことは、シュナさんがこの服作ったんですか!?凄いですね･･････』

「ふふ、それほどでもありませんよ。私はリムル様から『巫女姫(かんなぎ)』という位を頂いていますので」

かんなぎ･･････よく分からないけど凄そうな気がする。

『ありがとうございます！大事にしますね！』

私はシュナさんにお礼を告げてミィのもとへ走って行く。

「あ、ユキルどしたの？･･････わ、人形出来たんだね！服も･･････なんか凄いオーラを感じるんだけど」

不思議そうなミィにさっきのシュナさんの話を伝える。

「へぇ、そりゃ凄い。ほんじゃ、早速捕食しますか。ユキル、そこに人形置いといて。そうそう。･･････いっただっきまーす！」

ミィは人形の上に覆い被さった。ゆっくり、ゆっくり。

ちょっとするとミィは「捕食完了！」と叫んだので多分大丈夫だろう。

で、私はどうすれば良いのかな？

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