白猫少女。【転生したらスライムだった件】

23　擬態とは ページ37

2日程経ってリムルが目覚めたので、ミィは早速質問をしていた。

「リムルはさ〜、どうやって人間モードになれるようになったの？」

リムルがフリーズする。

でもそれ以上に気になるのはシュナさんの殺気かな。怖い。え、私何かやったっけ？

「ミィ･･････リムル様を呼び捨てにしてはいけません。『リムル様』とお呼びなさい」

「え、あ、はい。じゃ、リムル･･････様はどうやって人間モードになれるようになったのですか？」

「あー･･････言ったらお前たち引きそうな気がするんだが･･････」

『大丈夫です！引きません！』

ミィが小さく「そうだそうだ！」と同調する。

「えーと。手短に言うと人を喰った」

『「え゛」』

リムルは「ほらな」と言わんばかりの表情だ。

「え、人を喰ったって･･････美味しかった？」

『そこ!?』

ミィの発言にツッコミを入れた後、少し考える。

リムルはスライムだけど人を喰った事で人になれるようになった･･････ということは！

『ミィも人を喰えば人間モードになれるんじゃない？』

「不味そうだからヤダ」

え。でも確かに問題あるか。

呆れる私を見てミィは「だったらさ、」と話し出す。

「人型のものを喰えば良いんだから、人形でも良いわけだよね？」

「なるほど･･････悪魔の受肉みたいな感じだな。よし、作ってやるか！ユキルもいるか？」

別に私は良いかな･･････でも人形も少し気になるし･･････。

《あ、伝え忘れてたけど主(マスター)の身体ってさ、凄く軽いでしょ？それってさ、身体が半物質体っていうか･･････そんな感じだから、人形貰った方が確実に物質体になれるから、貰うのをオススメするよ》

随分といきなりな･･････。作者今思いついたからって本当いい加減だな･･････。

『うーん･･････なんか私も貰っておこうかな･･････。身体が半物質体みたいなのらしいし』

「そんなのってあるのか･･････？まぁ、異世界人だからなのか･･････」

リムルがちょっと唸っている。ところにミィが叫ぶ。

「あ、球体関節でお願い！ユキルもそれで良いでしょ!?」

『え、あ、うん!?良いよ!?』

「ほい決定！ということでリムル様、球体関節人形２体お願いします！」

ミィ･･････ちょっと強引過ぎないか･･････？

っていうかミィの態度とかには気になることがある。食事が出たときの異常な程の食いつきとか、今みたいな強引な感じ。

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