白猫少女。【転生したらスライムだった件】

20　事情聴取とかホントやめて下さいって･･････ ページ34

「「ごちそうさまでした！」」

私は手──前足だけど──を合わせる。いただきますももちろんこの体勢。

「･･････さて、と。とりあえずお前らは事情聴取だな」

あ、ヤバい。リムルから殺気が出てるような錯覚が･･････ははは。

『ひえぇ･･････事情聴取とかホントやめて下さいって･･････』

「本当だよ･･････んな物々しい言い方しないで･･････」

そして帰ってきた時と同じように首根っこ掴まれリムルの部屋へ連行される白猫とスライム。

シュールだなぁ･･････。

「･･････それじゃあ、まずは自己紹介だな。俺はリムル、八星魔王(オクタグラム)の新星(ニュービー)だ。元日本人。次は白猫、お前だ」

『うぇっ!?えーと･･････我が輩は猫である。名前はまだ』

「それ夏目漱石のでしょ、パクっちゃダメ」

スライムから容赦なく指摘が飛んでくる。くっ、スライムの癖に･･････。まぁ同郷者だから良いか。

『分かったよ･･････私は白猫、リムルと同じく元日本人。ボカロと歌い手さんを愛する中学1年生』

「あ、俺か。俺は見ての通りスライム、２人と同じく元日本人。ボカロをこよなく愛する中学1年生、勉強は嫌いだけどそれ以上に運動とリア充が嫌い。大嫌い」

スライムの自己紹介にリムルがちょっと引いている気がする。

「お、おう、そうか･･････そうか。ところでなんでスライムは一人称「俺」なんだ？白猫と仲良さそうだから女だと思ってたんだけど」

「ん？あぁ、女だよ。女が俺って言って何が悪い。どやああああ」

『最後の効果音いらないよね？』

「別に良いでしょ、言いたかったんだから」

･･････この子結構自由だな。

「とりあえず、いつまでも白猫とスライムって呼び方だとめんどくさいよな。一々打ち込むのも面倒らしいし」

嗚呼、作者の戯れ言が聞こえる･･････けど無視。あとで出るから良いのだよ。

『名前、名前か･･････』

生前･･････というか人間だった頃の名前は雪音だった。ちょっとだけ変えるか、全く面影ないレベルで変えるか･･････。

よし、決めた。

『私の名前はユキルで！』

「早っ。じゃあ俺は･･････うーん･･････ミィが良い」

「よし。お前の名前はユキル、お前の名前はミィだ！」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
皆さん転スラの新刊(13巻)買いました？私は買ったけどまだ読んでません←早く読みたい･･････。

21　名付け　リムルside→←19　帰りましょ

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