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「冗談でも、嘘でもないよ。 本心。 こんな状況だからこそ、言うの。 勝己は殺されないだろうけど、僕はどうか分かんないよ。
勝己は最初から連れてこられる計画らしかったけど、僕はたまたま連れてこられたって感じだ。 いつ殺されるか分かったもんじゃない。 だから、死ぬ前に言いたい。 君の事が、昔から好きだって事」
「ハッ殺させねえよ」
「ちっちぇ時みたく俺の後ろで守られてろクソウルフ。 俺の事好きだっつーならそれぐらい理解しやがれ殺すぞ」
「君に殺されるなら本望かなあ」
声が震えてしまった。 うっかり、瞼の奥が熱くなり、鼻がツンとする。 僕は目を瞑ったまま、涙を堪えようとするのに必死になった。
僕は目を瞑り、勝己の目を1度も見なかった。 lunaticにさせたくなかったからだ。 きっと、勝己が僕の目を月明かりの下でみたら、1発で僕を求めてくれるだろう。
でも僕は、そんな残酷な事、とてもとても勝己にできなかった。 僕の母は、この能力で男を捕まえ、僕を産んだのだ。 その結果父は荒れ、僕は父にあまり愛されなかった。
月が効力を示すのは一夜限りなのだ。 その一夜で、僕の先祖は子孫を残してきた。 でもそれが過ぎれば、2人には子孫以外何も生まれない。 僕は愛によって生まれた子供ではなかった。 だから。
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アイト - 好きな感じの、話です！続き、待ってます。頑張ってください！ (2018年4月1日 18時) (
レス) id: 28880c114b (このIDを非表示/違反報告)
かやん(プロフ) - けいとるさん» コメントありがとうございます！ 頑張ります！ (2017年10月2日 19時) (レス) id: fbec895554 (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - 面白いです！ 頑張ってください 応援してます!! (2017年9月26日 20時) (レス) id: a21381c293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かやん | 作成日時：2017年9月24日 15時
