検索窓
今日:42 hit、昨日:5 hit、合計:402,518 hit

734話 鬼舞辻side ページ40

鬼舞辻「…人間の気配。」



多くの人間の気配がする。



いや、おかしな話ではないだろう…だが、何だ…変な感じだ。



「見つけたぞ、お前が鬼舞辻無惨だな!」



…あの刀…噂の鬼殺隊か。



だが、一体私をどうやって見つけた?



鬼舞辻「…!」



…目を向けた先に居たのは…ほくそ笑んでいる雪宮麗美。



…彼奴には名乗ってしまっていたな…まあ良い、こいつらを殺して彼奴も殺すまでの話だ。



そう思いながら、一瞬にして周りの人間達を殺していく。



麗美「…化物、」



鬼舞辻「化物?何の話だ。…私は鬼だが?」



そう言うと、恐れたのか恐怖に顔を歪ませる。



…まあ、此処で逃がすほど私も優しくはないが。



鬼舞辻「…よくも人の妻を傷付けてくれたな。」



麗美「…鬼と結ばれようとする方が悪いんでしょ…」



…つまり、私のことを元から知っていたのか。



麗美「人間と鬼が、分かり合えるはずも何もないのに…!!」



そう言った雪宮麗美に、手を伸ばす。



…殺そうとした…が、止める。



麗美「…は、何で…」



鬼舞辻「…春姫に言われたからだ、貴様を殺すなと。」



…何があっても彼奴にとっては友人なんだ。



それなのに殺せば…私を憎みはしなくとも、傷つきはするだろう。



鬼舞辻「…春姫にだけは、傷付いて欲しくない。」



そう言うと、何を思ったのか…雪宮麗美は、近くで死んでいる鬼殺隊の刀を奪い、私に掛かってくる。



突然のことに反応が遅れ…私の体に刺さりそうになる。



グサッ



…が、刺さったのは…私にではなく…



鬼舞辻「…は、るな…?」



…いつの間にか間に入って来ていた、春姫にだった。

735話 鬼舞辻side→←733話 鬼舞辻side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (270 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
547人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , トリップ , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ねこです - 終わり方がカッコよすぎる…惚れ… (2019年10月22日 21時) (レス) id: 1eba992f2c (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - なるほど、主人公は春姫さんの代わりに鬼舞辻さんを救おうとしているのか……。そして鬼舞辻は主人公と春姫さんを重ねてたから悲しい顔をしていたのかな…?主人公よ早く鬼舞辻さん救ってあげて…… (2019年10月22日 20時) (レス) id: b4cdd55349 (このIDを非表示/違反報告)
蓮! - 鳥肌がヤバイ… (2019年10月22日 18時) (レス) id: e972c788b5 (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 無惨さんの過去がめちゃくちゃ気になる。 (2019年10月22日 12時) (レス) id: c144890f71 (このIDを非表示/違反報告)
るた - 柱が皆さん生きてて良かったです・・・!十二鬼月の皆も最後まで生きてて欲しいです、童磨さんが格好良く見える・・・笑 (2019年10月22日 3時) (レス) id: 4882409e98 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月21日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。