愛され体質？下らない。４

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美海「何でぇ、そういうことぉ、言うんですかぁ？」



『もうよくない？その演技、うざい。』



僕もそろそろ面倒になってきたし、パッパとネタバラシして終わらせたいの。



田中「お、お前、そんなハッキリ…!!」



『ハッキリって言われてる辺り本当に終わってるねぇ、佐川さん？

残念ながら、君のことをちやほやしたいなんて思ってる人、元から居ないよ？

そんなのも分かってないなんて、ヒロイン紛いにもなってないじゃん？』



下らない、と呟きながらボイスレコーダーを取り出す。



そしてそのまま、ついさっきの音声を流す。



及川「…言ってること、最悪すぎるね。」



美海「な、何それぇ、作り物じゃなぁい？」



『これがボイスレコーダーなの分からないのかな??』



まあ別に良いよ、そんなこと。



『見てる人、いたしね。』



美海「………!?!?」



『いたんでしょう？黒尾さん、孤爪くん。』



黒尾「…気付いてたのかよ。」



『僕そんなに鈍くないんですよねー。ねぇ、国見くん。』



国見「…あとつけてたらすぐバレるくらいには、鋭いですね。」



そーゆーことさ。



『さーて、佐川さん？化けの皮は剥がれたよ。』



ってわけだからさぁ。



『とっとと消えろよ、バレーの邪魔になるんだよ、クソ女。』



ボロボロにしたい以前に、目障りだから消えてほしい気持ちが強かったんだよね。

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