愛され体質？下らない。

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『マネージャー希望の2年3組瑞和Aです。

全力でサポートさせていただくので、よろしくお願いします。』



そう挨拶をするのは、男子バレーボール部マネージャー。



入った理由はもちろん、



華恋「よろしくねっAちゃんっ！

3年6組の晴宮華恋だよ！仲良くしてね！」



そう、この天然系ヒロインがいたから。



『よろしくお願いします、晴宮先輩。』



一体誰がいつ名前呼びを許可したのかが分からないんだけど。



まあ、それは隠してこれからのことを楽しみに笑顔を向ける。



こう見えて演技力はそこそこある、笑顔は全く違和感のないもののはずだ。



「よろしくね〜！ちゃんと仕事してくれないと追い出すからね？」



と、チャラチャラしながらもちゃんと牽制しながら言ってくるのは、主将の及川徹。



顔が良いだけでなく、強豪校であるこの高校でバレー部の主将をやっている。



そんな彼はやはりとてもモテるため、彼を目当てにマネージャーをやりたがる人も少なくないという。



まあ、今のはそれが理由の牽制だろう。



そもそもそれが理由で募集していなかったマネージャーを、今回入れたのには訳がある。



『大丈夫です、私バレー好きなので。』



持ち前の演技力を使い、笑顔で答える。



さて、これからどうやるか。



考えるのが楽しいから、やめることは出来ないんだ。

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