愛され体質？下らない。

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及川「瑞和ちゃんのクラスって顔面偏差値高いよねー。」



お弁当を食べていると、そう言ってくる及川さん。



『そーですか？』



及川「色里ちゃんとか黒野ちゃんとか美人さんだし可愛いし？」



華恋「そぉかなぁ？」



花巻「あー、華恋とはまた違った可愛さなー。」



さて、ここで少し友達多いアピールしとくかな。



確かヒロインさんはバレー部以外友達居なかったはずだし。



『及川さん、虹とか愛月のこと狙っても無駄ですよ？

虹には彼氏が居るし、愛月には好きな人がいるので。』



及川「狙ってないし！…って、何で瑞和ちゃんが知ってるの？」



『あの二人友達ですし、クラスメイトとは基本的に仲良しなんですよ。

特に仲良しなのが、虹と愛月と、あとその二人とよく一緒にいる玲音と結翔と刀夜。

みんな顔面偏差値高いですね、仲良しです。』



そう言うと、またも顔を歪めるヒロインさんが目に入る。



愉快愉快。



華恋「でもぉ、Aちゃん可愛くないのによく一緒にいられるね？

仲良しっていうの嘘だったりするんじゃないかなぁ？」



ほらほら、自分からそうやって墓穴掘ってくれる。



だから自滅するって言っているのに。



『それなら五人連れてきます？私が言ったらすぐ来てくれますよ。』



そう言えば悔しそうな顔をする。



華恋「…そこまでしなくてもだいじょぉぶだよ。」



友達居ないんだもんね、ドンマイ。

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