愛され体質？下らない。

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「Aちゃーん！」



昼休みになると、クラスメイトのモブが声をかけてくる。



『ん？』



「及川さん来てるよ！」



及川さんってことは、あらかた部活メンバーで昼食べようとかだろうな。



『じゃあ行ってくるー。』



「「「「いってらー。」」」」



刀夜「無理するなよ。」



相変わらず刀夜は優しいなー、とか思いながら廊下に出る。



『何の用ですか、及川さん。』



及川「マネージャーになったんだから、みんなでご飯食べないかなーって！」



『私も行っていいんですか？』



及川「もっちろん！行こ！」



『はい。』



及川さんの隣にいたヒロインさんが僕のことを睨みつける。



それ見えてた四人(刀夜以外)が吹き出してるの聞こえてきて不覚にも笑いそうになった。



四人、後でしばく。



『晴宮先輩お弁当ですか？』



華恋「あ！うん！お母さんが作ってくれてるの！」



自分じゃないんかーい。



岩泉「瑞和は？」



『え？』



岩泉「弁当か購買か。」



『あ、お弁当です。』



華恋「Aちゃんもお母さんに作ってもらってるの？」



『いえ、一人暮らししてるので自分で作っています。』



自分から墓穴掘ってきてくれてAさん嬉しいよ。



花巻「瑞和ちゃんすげー。」



松川「女子力高すぎだろ。」



ほらほらヒロインさん、醜く歪んでるよ、可愛い顔が。

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