154話 オーロside ページ10
ジャック「…監督生達と合流しとくか?」
エペル「そうだね」
善逸「ねぇその監督生って、女の子として普通に通ってる子だったり?」
ジャック「おう」
善逸「マジで!?女の子に会えるの!?此処に来て一番の感動!!」
エペル「…オーロクンは…女の子が好き、なのかな」
善逸「好きめちゃくちゃ好き、可愛いし柔らかいし…」
ジャック「柔らかいはやめろ変態かお前は」
って言っても、触れることが出来た女の子は前世含め一人だけど。
…いや今のは誤解を産むな、抱きつこうとしたりして許してくれるのがその人だっただけ。
それ以外には抱きつこうとすると止められたしなぁ…あの人だけは許してくれた。
求婚しても、「はいはい良い子だね」って笑いながら頭を撫でてくれた。
…好きだったなぁ、あの人。
善逸「俺結婚したいんだよね」
ジャック「唐突だな」
善逸「だっていつ死ぬか分からないんだぜ?それなら結婚して少しでも幸せな時間過ごしたいだろ?だから結婚したいんだよ」
エペル「いつ死ぬか分からない、って…まだ若いでしょ?」
…ああそっか、平和な世界なのか。
この世界も、平和なのか。
突然奪われたりのしない、そんな…平和な世界、なんだな。
善逸「そうだけどぉ…」
エペル「…オーロクンは、面白いね」
ジャック「変なこと言う奴だけどな」
善逸「何ジャックいきなり辛辣じゃん。泣くぞ?泣いてしまうぞ?」
ジャック「置いてくからな」
善逸「嘘だろ!?待ってよぉ!!」
ジャック「分かった!!分かったから静かにしろ!!」
…その時聞こえるのは、俺のことを噂している声。
いきなり騒いでいるから仕方ないけど、やっぱり色々言われてるなぁ。
それが聞きたくないから、余計に大きな声出しちゃうし…
善逸「…え?」
その時聞こえて来た、聞き覚えのある声。
聞き覚えのある声は、二つして。
その内一つは、元々通っていたキメツ学園でもお世話になっていた人で。
…そして、もう一つは…
エペル「…オーロクン?」
ジャック「いきなり黙ってどうし………って、おい!?」
声のする方へと走る。
…落ち着いた優しい声、忍んでいるような静かな足音、安心する心音。
ころころとした綺麗な笑い方をする、この声…人に心中を察せさせない規則正しい、この音を持つのは…
前世で失ってしまって以来、会っていないあの人だ。
善逸「っ…ぁ、A、さん!!」
『…え、…善逸くん…?』
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真冬 - 続き待ってます!! (2023年2月11日 20時) (レス) @page30 id: df27f919ce (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 善逸かっこいいとこなのに…この小説面白いのにぃ!!!更新待ってます!! (2022年6月5日 14時) (レス) @page30 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬 華怜(プロフ) - 元々ツイステと鬼滅のクロスオーバーは好きですが、この作品は特に大好きです!!更新停止になってしばらく経ちますが、何度も読みに来てしまいます笑 都合はあるかも思いますが、いつか更新していただけたら嬉しいです。待ってます! (2021年8月30日 10時) (レス) id: c829cd7d6a (このIDを非表示/違反報告)
ナム - フロイドさんよぉあんた気づいてんじゃないのか…?女だってこと (2021年8月22日 22時) (レス) id: 9ed70eacbe (このIDを非表示/違反報告)
ぴおり(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて一気に最後まで読んじゃいました!あまり好きではない顔文字も使ってないし、分かりやすい話だし、とにかく凄く読んでいて楽しかったので、頑張ってください!! (2021年1月17日 22時) (レス) id: 746032848f (このIDを非表示/違反報告)
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