呼吸使いの魔法学園生活４

165話 ページ21

フロイド「あー！！ジェイドがオトヒメちゃんに甘えてるー！！」

『うわ声大きっ』

ジェイド「おやおや、困りましたねぇ」



絶対困ってないな…と思いながら溜息を吐く。

困っているのは僕だな、確実に。



フロイド「羨ましーんだけど、代わってぇ」

『ダメです、今はいつも頑張っているジェイド・リーチさんを労っているので』

フロイド「はあ？何それ。俺もいつも頑張ってるんだけど」

『順番って言葉知ってます？』

ジェイド「フロイド、もう少し待ってください。今は僕なので」

フロイド「…ジェイドが人に甘えてるの見んの珍しいしぃ…仕方ねーから待ってあげる〜」

『ちゃんと待てる子は良い子ですね』



…何かな僕って？

もしかして彼らのお姉ちゃんか何かかな？

いやおばあちゃんの方が合ってるのか！！ははっ！！



『悲しくなって来てしまった』

フロイド「どうしたのぉ？」

ジェイド「疲れました？」

『違う違う…色々あるんですよ』



本当に年下だなぁ…とか考えないようにしましょう。

今は同い年なんだ、気にする必要はないか。



『て言うかサボってて良いんですか』

フロイド「始まった頃からサボってるオトヒメちゃんには言われたくねー」

『サボってるのバレてたかー。いやまあ…そうなんですけどね』



そう言いながら隣に座って来るフロイド・リーチさん。

僕の肩に頭を預けてぐりぐりしてくる。

可愛いんだけど痛いんだよなぁ、肩折れるぞ。



フロイド「俺もう帰りてー」

『この授業終わったら放課後ですし…』

フロイド「今日部活来るー？」

『うーん…暇ではあるけどオーロくんに学園案内してあげたい…』

フロイド「良いじゃん彼奴連れて部活見学来れば。オトヒメちゃん来るなら俺も頑張る〜」

『…あー、はい、じゃあ行きます…』

ジェイド「そう言えばもうすぐ体育祭ですね」

『そんな時期だっけ…』

ジェイド「何に出るか今から考えておくのも良いかもしれませんね」

『ですねぇ…』



そうか、もうそんな時期なのか…今年も目立たず終わらせたいな。









＊









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近い内体育祭編入ります！

後々ゲーム内で体育祭など行われたりしたらごめんなさい…

作者の知識内での体育祭になります

こんなことして欲しい、などありましたら是非リクエストお願いします

体育祭含め基本的にリクエストは常時募集中です

よろしくお願いします

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