50話 ページ4
『別に、みんなにバラしたいならそれはそれで良いと思いますし止める気はなかったんで』
ジャミル「そんなことをしたら、この学園にはもう居られないかもしれない」
『それならそれも一興でしょ？』
困りはするが、まあそれならそう言う人生だったと言うこと。
今までの人生だってろくな生き方をして来ていないのだ、そのくらいの覚悟は出来ている。
ジャミル「…君は、此処から出されたらどうなる？」
『行く所ないので飢え死にするか何かでは？』
ジャミル「行く所がない？」
『…簡単に言えば、監督生サンと同じなんですよ』
そう言えば、驚いたような表情を僕に向けてくる。
そんなにも驚くことだろうか、彼女と同じようなことが起こっているだけなのに。
『僕は彼女と同じで異世界から来てるんです。信じなくても良いですけど』
ジャミル「…いや、信じるよ。監督生を信じて君を信じないのもおかしい話だからな」
『ネーロが信じてくれていればそれで良いんですけどねぇ…』
僕は監督生サンみたいに何かをしているわけでもないから、信じられなくても仕方ない。
そう思っているから。
ジャミル「だが、監督生と同じ境遇だと言うのなら、君も性別を知られようがこの学園に居られるんじゃないか？」
『それはないですね、』
ジャミル「どうしてそう思う？」
…どうして、って？
『僕は彼女みたく人望もない、見た目だって良くない、性格だって良くない、取り柄もない、…置いておいても、特に何も得がないからに決まってるじゃないですか』
ジャミル「…そんなこと、」
『生憎僕は、彼女みたいに優しくもない…他寮の面倒事には絶対に首を突っ込みたくないんですよ。彼女はそうやって人望を手に入れたでしょう？僕にはそれが出来ない』
今なら多少はあるかもしれないね…監督生サンの“お気に入り”と言う人望が。
そんなの僕自身の人望とは言わないだろう。
ジャミル「…秘密にはしておく」
『わあ、優しいんですねぇ。…ありがとうございます』
もう少し通いたいとは思っていたから、そう言ってもらえるとありがたい気持ちはある。
ジャミル「…一つだけ言わせてもらっても良いか？」
『いーですよーてかいくつでもどうぞ？』
そう言えば、僕のことをじっと見つめるジャミル・バイパー。
お？？ユニーク魔法使うか？？(違う)
ジャミル「君はもう少し、自分に自信を持っていい」
『…あは、心に置いておきますね、その言葉』
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ゆるる(プロフ) - こんばんは、お答えしていただきありがとうございます！単行本派故にご迷惑おかけしてすみません…。把握致しました。本誌枠を読み終わり次第再びこの素敵な作品に是非立ち寄らせて頂きたいので残しておいて頂けますと幸いです！これからも応援しております！ (2020年6月17日 23時) (
レス) id: 8e2c0af2a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 「…なぁに言ってるのぉ？俺ジェイドじゃなくてフロイドだよぉ〜」()「何故分かったのです？目の色を変えて髪も逆にしてアズールも見分けられなかったのに」ってなりそう←。ガチフロイドやったら絞められてるはず… (2020年6月17日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
クローバー(プロフ) - 虹希さん» まさか作者様のお気に入りだったとは…！好みが似てるんですね！応援してます！！ (2020年6月17日 20時) (レス) id: 7ea079127e (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - クローバーさん» コメントありがとうございます！わああありがとうございます！ネーロ個人的にお気に入りなのでそう言っていただけると嬉しいです！！ありがとうございます〜頑張ります！！ (2020年6月17日 20時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー(プロフ) - ネーロに惚れました。なんですか！？なんであんなにカッコイイんですか！？私の好みどストライクですよ！！これからも更新頑張ってくださいね！！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: 7ea079127e (このIDを非表示/違反報告)
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