58話 ページ12
『しのぶは、どうしてこの世界に？』
しのぶ「人に聞く時は？」
『自分から、でしたね申し訳ない』
相変わらず正論を言う方だ、頭が上がらない。
そう思いながら軽く頭を下げれば、口元に手を持っていきお上品にくすくすと笑うしのぶ。
もうほんと美人…ポムフィオーレでもおかしくない、と言うか妥当だとさえ思える。
『取り敢えず〜…生まれ変わるじゃん？』
しのぶ「そうですよね、ちなみに私忘れたわけでも許したわけでもありませんから？」
『それについては土下座してでも謝りたいと思っています申し訳ございませんでした』
…いきなり何の話かと思うから説明しよう。
確かに、鬼滅の刃の世界線では、ある程度が原作通り進みはした。
だが中には原作通りではなかった部分があり…その中の一つが、胡蝶しのぶが死ぬ予定だったあの戦いだ。
上弦の弐との戦いの時、胡蝶しのぶと…僕の二人は上弦の弐と対峙した。
しのぶの姉である胡蝶カナエも原作通りではなく生きていたため、因縁があるのはしのぶではなく僕だった。
…が、柱であるしのぶと…異質な呼吸を扱う僕の二人でかかったため、上弦の弐を倒すことが出来た。
原作通り進んでしまったのは…
『…ごめんねぇ、しのぶ…』
しのぶ「…分かってはいるんです、あのまま生きていても…きっとあなたは、辛かったと」
最終決戦が終わり、一年ほど経ったある日のこと。
僕は、自ら命を絶った。
沢山手に掛けてきた鬼達と同じように…自らの頸を、自らの使っていた刀で…
しのぶ「…それで、この世界に来たのは？」
『…うん。生まれ変わった世界で、僕の周りには誰も居なかった。けれど、みんなと同じ世界に生まれ変わったことに違いはなかったんだよ』
しのぶ「根拠は？」
『ニュースに出ていた時透兄弟、新聞にも載ってたね』
そう言えば、納得したのか頷くしのぶ。
『んで、まあ…学校サボってコンビニ行こうとしてた時、トラックに轢かれそうな子どもを庇って代わりに轢かれた。そうしたらいつの間にかこの世界に来てた、って所かなぁ』
しのぶ「あらあら…大変だったんですね」
『いやぁ、そんなに大変でもないよ？友達も居るわけだし』
しのぶ「あなたが誰かに心を許したんですか？」
『うん。後でしのぶにも紹介するね』
しのぶ「ふふ、お願いします」
何となくだけど、ネーロとしのぶは仲良くなれると思う。
根拠はあるよ…まあそれは置いておくけれど。
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ゆるる(プロフ) - こんばんは、お答えしていただきありがとうございます！単行本派故にご迷惑おかけしてすみません…。把握致しました。本誌枠を読み終わり次第再びこの素敵な作品に是非立ち寄らせて頂きたいので残しておいて頂けますと幸いです！これからも応援しております！ (2020年6月17日 23時) (
レス) id: 8e2c0af2a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 「…なぁに言ってるのぉ？俺ジェイドじゃなくてフロイドだよぉ〜」()「何故分かったのです？目の色を変えて髪も逆にしてアズールも見分けられなかったのに」ってなりそう←。ガチフロイドやったら絞められてるはず… (2020年6月17日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
クローバー(プロフ) - 虹希さん» まさか作者様のお気に入りだったとは…！好みが似てるんですね！応援してます！！ (2020年6月17日 20時) (レス) id: 7ea079127e (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - クローバーさん» コメントありがとうございます！わああありがとうございます！ネーロ個人的にお気に入りなのでそう言っていただけると嬉しいです！！ありがとうございます〜頑張ります！！ (2020年6月17日 20時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー(プロフ) - ネーロに惚れました。なんですか！？なんであんなにカッコイイんですか！？私の好みどストライクですよ！！これからも更新頑張ってくださいね！！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: 7ea079127e (このIDを非表示/違反報告)
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