氷柱の継子さん

継子と兎柱 ページ6

「おい、義勇にくっつきすぎだ。」



『…こんにちわ兎柱様。』



「誰が兎柱だ。」



彼は兎柱こと冨岡さんと同じく水柱の錆兎さん。



…この人はあれです、僕の苦手なタイプです。



錆兎「お前の師範と言いお前と言い、義勇に何かと構いすぎなんだ。」



冨岡さんに過保護なんだけど…それが理由で母親だの保護者だの言われてるんだけど…僕を師範の継子だから、って言い方を良くしてくるから苦手なんです。



確かに僕の師範は氷柱ですよ…でも僕は氷柱そのものなわけでもないんですよ。



『兎柱様は冨岡さんが居ないと寂しくて死んじゃいそうですね。』



錆兎「兎扱いをするな。」



勘違いしないでください、僕だって元からこの人にこのような態度だったわけではありません。



…と言うかずっと思っていたのですが、錆兎さんはこれでも一応師範の同期で…同じ最終選別で生き残ったらしいのですが、何故いつも師範を其処まで敵対視するのでしょう。



『錆兎さんは何でそんなに師範がお嫌いなんです？』



錆兎「一々癪に障るからだ。」



『かなりど直球過ぎて何も言い返せない。』



いや、でも分かるよ…僕もだからね、うん。



『でも、だからって僕を嫌う必要性が分からないんですが。』



錆兎「何となくにてるからだろ。」



『師範と僕が！？辞めて！？訂正してください！？』



錆兎「継子なんだから少しは師範を立ててやれよ…。」



錆兎さんは師範の味方をしたいんですか。



さっきまで貶してたくせによくもまあ…



『立てられるような性格はしてません、強いし顔は良いですけど。

とにかくあの人は性格が台無しにしてます、本当に性格が終わってるので。』



錆兎「其処まで言われてたら可哀想になってくるんだが。」



冨岡「…童磨は嫌われているのか？」



『決して好かれてはないですね。』



厳しいって？



お忘れなく、僕は今師範に怒って家出してます(キレ)

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