雨柱の癸さん肆

166話 ページ29

累「え？Aってまだしのぶと家族じゃなかったの？」



累にしのぶのことを報告すれば、余りにも驚いた顔でそんなことを言われる。



『えっ、うん。違ったけど…えっ』



そんなに家族っぽかった？



まあ確かに僕はしのぶと家族になりたかったし、しのぶと一緒に居ることも多かったけど…もしかして、実質僕達既に家族だった感じ…？



累「でも、そっか…僕だけの姉さんじゃないんだよね…」



少し寂しそうにしゅんと視線を落とす累を見ていると、何だか可愛くてきゅんとしてしまう。



『でも！僕がおうちゃんと離れ離れになってから一番最初に心を許したのは累だから！』



累「…僕も、一番最初に心を許したのはAだよ…大好き」



そう言って抱き着いてくる累。



相変わらず可愛すぎません？？



『累！好き！』



累「僕も好き」



『この調子でお師匠様と仲良くなるとかは…』



累「無理。彼奴、Aのこと自分の方が知ってるって感じ凄い。

そう言う所とか他の所とか含めて嫌いだから仲良くはなれない。

…ああ、それと、Aがある程度汲み取ってくれるからって自分で思ってること言わない所も嫌」



『お師匠様全否定botかな？？』



累「ぼっと…？」



『あ、えっと、ばかり…？』



botの意味も分からないよね、時代の差を感じる！！



この時代の人達とのジェネレーションギャップほんとに凄いと思う、まあ当然なんですけども！！



『僕としては仲良くして欲しいけどなぁ』



累「たまーーーに気は合うけど仲良くは無理」



『気が合うってことを聞けただけ良かったです』

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