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初任務の話。壱 ページ3

『聞きたいことがあったんだけどさ、光尊さん。』



光尊「何?」



僕は光尊さんにそう声を掛け、方に止まっている鴉に指を差す。



『これ、どう見てもどう考えても普通の鴉じゃないんだけど。』



足が三本あり、身体は白く目は緑色の鴉。



光尊「うん、妖怪八咫烏だねぇ。」



『八咫烏…そう来たか。』



妖怪なら少しくらいは知識がある。



でも、



『八咫烏がこんな色だなんて僕は聞いていない。』



光尊「うんそうだね、俺も思わなかったかな。」



『思わなかった…って、貴方が連れて来たじゃないんだ。』



光尊「Aの周りで起こる全てが俺だと思ったら大違いかな??」



ふうん、神って言っても全てをどうにかすることが出来るわけではないのか、まあそんなものか。



そんなことを考えながら、隣を飛びながら付いてくる光尊さんに目を向けないまま歩く。



「主、主、僕に名前を付けてはくれませんか?」



突然そう声を掛けてきたのは、僕の鎹鴉…つまり、八咫烏。



『名前ないの?』



「無いんです、だから主に付けて欲しいんです。」



そう言いながら擦り寄ってくるこの子可愛いんだけど、と思いながら考える。



『うーん…白くて綺麗だから…ハク、だとまんま過ぎるしなぁ…』



「何処のハク様だよww」とか言って笑ってくる光尊さんに殺意を向けながら考える。



『…魄。』



「??」



『白くて鬼の場所を教えてくれたりする僕の仲間、だから白い鬼って書く魄って言うのはどう?』



そう聞くと、嬉しそうに飛ぶ。



魄「僕は魄です!よろしくお願いします主!」



『うん、よろしくね、魄。』

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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2021年1月31日 20時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
Kayla(プロフ) - 続き待ってます…!!! (2020年10月20日 22時) (レス) id: d95ae3be52 (このIDを非表示/違反報告)
最初は、ぱー(プロフ) - もう更新しないのでしょうか……最近更新されてなくて寂しいです。できればまた無理のない程度に更新して欲しいです (2019年11月29日 18時) (レス) id: 9e43d059be (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - こんにちわ!…こんばんは?どっちかちょっと分かんないけど面白かったです!どんどん更新してください!作者様の作品とてもたくさん読ませていただいております!頑張って下さい!応援してます! (2019年11月4日 16時) (レス) id: dcdae6c8af (このIDを非表示/違反報告)
桜愛 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2019年10月31日 0時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月29日 15時

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