鍛錬の話。参 ページ18
光尊「遅いよ!」
『いやあんたが早いんだよ!!』
暫くしてある程度の基礎体力が付いてからは、奴と手合わせする形での鍛錬が始まった。
奴は木の棒、僕は木刀…なのに凄い速さだし、凄い強さで…一発も入れることが出来ない。
神としての力を使っているわけでもなさそうだから、奴本来の力なのだと思う。
『はっ…また取られたっ…』
光尊「いやぁ、でも本当に成長早いなぁ。」
『皮肉?』
光尊「ほんとだよほんと、しかも毎回寸分狂わず人間で言う所の急所を狙いに来てるよね。
最早此処まで来ると才能としか言えなくて凄いと思うよ、鬼より人を殺す才能があるよね。」
『いや全力の皮肉だろてめぇ。』
光尊「そんなに怒んないでよ怖いな!?」
『動くなぶっ殺す。』
光尊「そんな所に感情を顕にしないでよ!?」
…喚いてるくせに、いくら木刀を振り回しても一度も当たったりはしない。
こいつ強すぎてめちゃくちゃ腹立つんだよなぁ!!
『…決めた。』
光尊「いやあの、立ち上がり方ほんとに怖いんですけど何。」
そう言う奴を軽く睨みながら…静かに告げる。
『…僕の目標、貴方を殺すこと。』
光尊「待って!?殺す相手違うね!?鬼だからね!?」
『貴方を殺すために生きる。』
光尊「一生死ねないからね!?」
『凄い自信だねぇ、その自信すぐに折ってあげるよ。』
光尊「ほんとに怖いんだけど俺一応師範だからね!?」
僕はこの時初めて知った。
どうやら僕は負けず嫌いらしい(真顔)
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そーな(プロフ) - すごく面白いです!続編楽しみにしてます(`・ω・´)ノ (2019年10月29日 11時) (レス) id: fda0224a1f (このIDを非表示/違反報告)
夕希(プロフ) - 私の好きな、薄桜鬼と鬼滅の刃がコラボしているとか、嬉しすぎます!ありがとうございます! (2019年10月25日 17時) (レス) id: 9681d7962f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 薄桜鬼!懐かしい……更新頑張ってください! (2019年10月25日 14時) (レス) id: 1f4124da1c (このIDを非表示/違反報告)
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