雨柱の癸さん弐

63話 ページ24

『嘘でしょ…。』



もう頭を抱えることしか出来なくなっている癸です。



…最初の接客相手が、まさかの、



不死川「…何してんだァ、お前。」



強面さんだったんですよね！！(全力頭抱え)



『…さ、さあ…何でしょうか…仕事？』



不死川「あァ？お前の仕事は鬼狩りだろォが。」



『そうなんです！！そうなんですけどね！！あは！！』



柱様方には秘密にすると決めてすぐに来ちゃうこれは何の因縁かな？？



『…これには深い深い事情がありまして…出来れば聞かずにおはぎ食べて帰って、誰にも言わないでくださると凄くありがたいです…。』



不死川「何がどうしたらこうなるかは知らねェが、俺とお前の秘密って奴かァ？」



『もう最悪何があったか知りたかったらお館様に聞いてください…そうですね、二人だけの秘密って奴です…。』



不死川「何か不思議な感じがするなァ、二人だけの秘密って奴ァ。」



『そうですね！！秘密の恋仲みたいですね！！(ヤケクソ)』



そう言えば、けらけらと笑いながら僕のことを見る。



…普段は怖い顔してる人だけど、こうやって笑ってれば普通に整ってるよね。



やっぱり鬼殺隊って美男美女制度でもあるのかな。



あれ、僕辞めないといけなくない？？



そう思いながら少し溜息を吐くと、突然顔を覗き込まれる。



『な、何ですか。』



不死川「鬼殺とかもして疲れてるだろォから無理はすんなよ？」



『うっわそういうこと言っちゃう辺りイケメンかよ…(頭抱え)』

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