雨柱の癸さん弐

48話 ページ2

鬼舞辻「…貴様の血はどうなっている。」



『春姫さんもこういう血の持ち主だったらしいですよ？』



最近、献血みたいな感じで僕の血を十二鬼月の上弦の鬼達の体に入れている。



しのぶさんにお願いして、僕の血を薬みたいにして注射にしてもらっているんだ。



みんなそれくらいじゃ痛いって思わないらしく、注射もあっさりと受け入れていた。



ちなみに今の発言は、甘味を食べて味がしたからだと思う。



鬼舞辻「…春姫が…千雨は？」



『過去にこういった血を持っていたのは二人…今貴方が言った二人ですよ。』



そう言いながら甘味を口にする。



鬼舞辻「そうだったのか。」



なんて言いながら甘味を口に入れている鬼舞辻さん、食べ方綺麗すぎるな？？



美人が甘味食べてるんだけど何これ目の保養。



なんて考えていると、僕をじっと見てくる。



『…何ですか？』



鬼舞辻「…ついている。」



そう言いながら僕の頬についていたらしいみたらし団子の蜜を拭い、舐める。



…は？？？



『やめようよほんと…顔がいい…(頭抱え)』



鬼舞辻「どれだけ私のこの姿が好きなんだ貴様は。」



そう言い、面白がっているのかずいっと顔を近付けてくる。



『近い近い近い近いほんとに美しいお顔が近いです鬼舞辻さん勘弁して。』



鬼舞辻「名前で呼んだらやめてやっても良い。」



『無惨さん離れて！？』



鬼舞辻「………」



『ねぇ！？逆に近付くの何！？聞いてる！？』

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