階級・甲の癸さん拾参

566話 ページ11

嘴平「治ったら勝負するっつったのに何でまた怪我するんだよ！！」



『今回ばかりは言い返せなくて辛い。』



そう言いながらむすっとして隣に座ってくる。



いやあの…ほんとにごめんね…()



嘴平「いつになったら勝負出来んだよ！」



『んんん…勝負は出来ないんですけど、代わりにお出掛けなら出来ますよ？』



嘴平「何でお前と出掛けねぇといけねぇんだ。」



『想像以上に拒否られて泣きそうだよ癸。』



酷いと思いませんかみなさん？？



嘴平「嫌なんじゃなくて！！なんて言うんだ！！」



『いや知らないよ逆ギレするなよ。

ていうか嫌ではないんだね、可愛いな君は。』



そう言いながら頭(猪)を撫でてやる。



そう言えば子ども化してる時何か普通に撫でられてくれてたなぁ。



嘴平「あー！！！！！」



『何だよ急に大声を出さないで。』



あんまり大声を出されるとビビる。



そう思いながらも撫でるのを辞めずに撫で撫でしていると、突然腕を掴まれる。



…えっ、そんなに撫でるのダメでしたか(真顔)



嘴平「何でだよ！！」



『えっ何が何が。』



急にそんなこと言われても分からないのだけど。



そんなことを思っていると、腕を掴んだままで言う。



嘴平「おい馬鹿女教えろ！！」



『馬鹿女やめろよ。んで、何さ。』



この子への態度雑になってるとか知らない(目逸らし)



嘴平「お前といると！！ほわほわすんの！！何だよ！！」



『僕に聞かないで！？』



いやそう来るとは思わなかったね(真顔)

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