495話 煉獄side ページ37
煉獄「…小さいな。」
小さな癸の手を取れば、何処か冷たさを感じて。
…危ないのだということが、それだけで分かる。
癸…君は其処まで心が弱かったりはしないだろう。
初めて見た時から、君は精神力が強かった。
肋を折られても無視して立ち向かい…入り立てだというのに不死川に何発も入れた。
それも…手加減をしながら。
それでも俺はまだ認めず…君との初任務の時、その力を目の当たりにしたことで認めるようになった。
食事に誘っても大体は断るが、その度に無理矢理連れて行こうとすればそれを本気で拒もうとはしない。
君の優しさなのだろう、と今更分かる。
…時々、君は遠くを見ていた。
俺に鬼が向かってくると、その度に何故か自ら突っ込んでまで倒した。
まるで…俺を死なせないために。
そんな風に感じるのが不思議で仕方なかった。
…今分かることは、君は誰一人として犠牲を出したくないのだろう、ということ。
それは人は当然…鬼も含めて救いたいと思っている。
その気は中々知れないが…俺はそれでも、君の言うことだけはどうにか信じたいと思えた。
…何故だろうか、いつからか…君がずっと心に居るようになった。
そうだ、美味い定食屋を見つけた。
早く起きたらどうだろうか、その定食屋へ連れて行きたい。
君は少食すぎるから…食べれるようになるよう、一緒に食べに行こうじゃないか。
…俺と…また、一緒に何処かへと行ってくれないか？
煉獄「…早く起きてくれ、癸。」
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ぽっぽ - これ、夢小説界隈にいていい人じゃないよ、、この話の作り方とか、天才のソレ夢小説以外でもこの人の作品をよんでみたい。オリキャラの配置がもう神、、、 (4月20日 2時) (
レス) @page44 id: b2924b43fc (このIDを非表示/違反報告)
狐狸 - 累くんsideのところでとどめを打たれました。え？はやいって？仕方ないじゃん！涙が勝手に出てきたんだもんっ！ (2020年7月8日 18時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
63:927393 - 涙が…止まらないです…めちゃ感動です。 (2019年11月7日 0時) (レス) id: 878066c85e (このIDを非表示/違反報告)
7112424 min(プロフ) - なんだよこれ…涙線崩壊しちゃったよ… (2019年10月23日 9時) (レス) id: a6cc06d7a9 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 階級･甲の癸さんの拾壱を、見たんですけど、泣いて親にうるさいって言われました☆ (2019年10月16日 18時) (レス) id: 617ca4b157 (このIDを非表示/違反報告)
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