階級・甲の癸さん玖

402話 ページ38

我妻「癸さん！！！！」



『はい！？！？』



我妻「怪我は！？もう動いて大丈夫なの！？悪化しない！？」



そう言いながら駆け寄ってくる善逸くん。



『んー、痛いけど動くくらいなら平気かなーと思いまして？

寧ろ今まで動いてきて動かなくなったらその方が良くないと思うと言うか。』



我妻「いや休んで！？痛くなくなるまで休もう！？」



『身体鈍っちゃうじゃないですか、治ったらすぐ嫌でも任務向かわされるのに(真顔)』



「そっか…そういうもの…いやでもそれで悪化したらどうするのー！？」とか言いながら叫んでいる善逸くん。



…あの時眠ってなかったのに呼吸使ってて…少しかっこいいと思った。



勿論伊之助くんや炭治郎くんもかっこ良かったけどね！！



『ありがとうございました。』



我妻「？」



『あの時、助けてくれて。』



我妻「いやいや！元々俺達の合同任務だったから！

助ける以前に倒さないといけなかったし、何よりあれ以上動いて欲しくなかったし！」



まるで言い訳のようにそういう善逸くんの頭を撫でる。



『それでも助かったんだよ、ありがとうね。』



そう言いながら微笑めば、顔を赤くする。



僕の顔は決して可愛くないのに何故(真顔)



我妻「将来的にお嫁さんだから守るのは当然っていうか！！」



『いつお嫁さんになることになったか分かんないんですけど。』



我妻「良いじゃん結婚しよう！？」



『安定過ぎて笑うしかない。』



我妻「じゃあ笑ってよぉ！？」

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