327話 ページ8
竈門「…それは…どうだろうか…。」
突然声を出した赤髪くんは…そう言いながらゆっくりと此方へ向かい歩く。
桜花「炭治郎!?」
竈門「確かに…鬼と人は全然違う…食事も、時間帯も…それこそ君が言ったように…。
…でも…綾木さんのこの優しさに…救われた鬼は、沢山居るはずなんだ…。」
雪希「ただの偽善に救われたりなんて、」
竈門「その証拠に、桜花と累くんは救われたと言っているじゃないか。」
赤髪くんがそう言うと、少し黙り込む。
竈門「…それに…今日戦った下弦の伍…彼は、最後に泣いていた。
ありがとうって言いながら…斬られたのが綾木さんで良かったって…。
綾木さんが優しく…人であった頃のことを思い出させたから…そうやって消えて行く事が出来た。
全ての鬼が救えるわけではない…だとしても、少なくとも…今日戦った鬼や…二人みたいな鬼は…救われているんだ。
…それなのに…鬼を侮辱することしかしない君が…綾木さんを悪く言うな。
…俺達に優しく声をかけ、鬼にも種類があるからと言ってくれた…。
桜花や禰豆子の生きる道標を作ろうとしてくれる綾木さんを…君が、侮辱するな…!!」
…ああ、やっぱりひだまりのようだ。
貴方の言葉は…優しくて、あたたかい。
言って欲しかった言葉を…的確に言うなんて。
『…馬鹿だなぁ…僕なんて放っておいていいのに。』
…そんな、真っ直ぐな目をしている貴方を悲しませたくないの。
…ありがとう、炭治郎くん。
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396ミリ - 物語にめっちゃ引き込まれる感じがすごい(文章上手すぎてやばい) ところで更新早くないですか?続きまだかなってまた時間がなさすぎてやばい(嬉しいけど) (2019年10月11日 9時) (レス) id: 5351313aed (このIDを非表示/違反報告)
名無しのこけし(プロフ) - まじ更新頻度高すぎて泣くんだけど((意味不。要するに、嬉しいってことです! (2019年10月11日 0時) (レス) id: a68eb9f538 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - ポン太さん» いえ!此方こそリクエストありがとうございました〜!!寒くなってきましたね〜!!ありがとうございます!!ポン太様もお体にお気をつけください…!!頑張ります!!!! (2019年10月10日 22時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - 桃風味の水さん» そうですかねwwありがとうございます〜!! (2019年10月10日 22時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - トトロッチさん» 趣味だし暇人なので!!(そこ)ありがとうございます!!頑張ります!! (2019年10月10日 22時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
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