階級・甲の癸さん肆

183話 ページ46

桜花「禰ー豆ー子ー。」



久しぶりに会った禰豆子は、夜になると同時に私の膝の上に乗っている。



めちゃくちゃ可愛いんだけど、何がいつ来るか分かんない状態だよね(真顔)



竈門「悪い桜花、禰豆子最近桜花に会えなくて寂しがってたから…。」



桜花「可愛すぎかよ(真顔)」



可愛すぎて私テンション上がりすぎてやばいよ？



桜花「…炭治郎も来る？」



そう言いながら手招きすると、恥ずかしそうに「いや、俺は良い！！」なんて言う。



桜花「良いから来いっつーの。」



そういい引っ張り隣に座らせ、頭を無理矢理私の肩に置かせる。



桜花「…長男だから、で頑張りすぎなくて良いんだよ、お姉ちゃんが居るでしょーが。」



そう言えば、炭治郎は少し黙って私の肩に頭を擦り付ける。



…泣くのを我慢してるんだろうなぁ。



桜花「我慢すんな、今は良いよ。」



嗚咽を我慢しながら少しだけ漏らし、泣き始める炭治郎を撫でる。



長男、って大変だと思う。



でもそれを言うなら…血の繋がりがなかろうが、私は炭治郎の姉だ。



長女なんだよ…。



桜花「血の繋がりなんて、関係ないんだから。」









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“やっぱり家族に“血の繋がり”なんて関係ないよね。”









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桜花「っ…！？」



…今のは、何だろうか。



竈門「…桜花…？」



桜花「…何でもないよ。」



…何なんだろうなぁ…分からないけど、大切な記憶な気がするなぁ…。

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