階級・甲の癸さん弐

64話 ページ18

陸「さっき舐めたろ！！」



『舐めてないってば耳あるかこの野郎！！』



陸「てめぇよくこの状態で喧嘩売るな！！」



あっれ、十二鬼月の下弦の陸ってこんなんだったっけ！？



アニメに出て…あ、彼奴は剥奪されてたんだっけ…その後殺されてた奴らの中にもこいつは居なくなかったかな！？



魘夢以外良く覚えてないんだわごめんなさい！？



陸「にしてもてめぇは臆病者かぁ…？さっきからガタガタ震えやがって！！」



『そりゃあ新人隊士が十二鬼月目の前にしてるんだから怖いよね！？』



確かに目に下弦の陸の印の数字が入ってはいるけどさ！！



『ていうか！！倒してくれないんですかあんたら！何しに来たんだよ！！』



伊黒「お手並み拝見だ。」



『それでもほんとに柱かよぉ！！』



宇髄「柱だからこそ、柱候補の力を見ねぇとなんねぇんだよ。

まあ取り敢えず…地味小僧、派手にその鬼の頸を斬り落とせ！！」



『いや意味分かんないよその前に僕の命がド派手に散るよ！！』



何で何で何で？？？？？



僕にそんなに死んで欲しいって？？？？？



『いやっ…僕は“もう”死にたくないってばぁ…』



死への恐怖は人一倍感じやすいのかもしれない。



「まあ良い…てめぇは今からこの俺に喰われるんだからな！！」



そう言って…突然開いた空間から、最早原型を留めていない子ども達が出て来る。



「こいつらみたいになぁ！！」



──────────…

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