5話☆ ページ7
「…あの、」
??「それ知られちゃいけない奴なんだよねぇ。
知っちゃったら最後…君には死んでもらわないといけないからさ。」
そう笑う…いや、正確には口元だけ笑っていて目は笑っていないんだけど…。
…とにかく、今目の前で不気味な笑みを向けて来ているその人は、大好きな薄桜鬼の超絶重要人物(というより攻略キャラ)の沖田総司。
一番組組長の…かなり強い武士だよね。
よりにもよってこのバトルマニアに見つかるなんて…私もつくづく運が無いなぁ…。
沖田「…見ちゃったんだよね?」
「…なんの、ことだか…。」
本を背に隠しながら、そういうものの…沖田総司の目には殺意が籠もっていて…その目は私を静かに捉えている。
沖田「あはは、嘘ついても無駄だよ?」
そう言いながら、刀を構える。
「ちょ、ちょっと待ってくださ」
沖田「言い訳は聞かないよ。」
…こんな時なのに、考えているのは家族のこと。
そしてもう一つ…
今ここに、鞄があれば…!!
…違う、鞄じゃなく…鞄の中に入っている、“あれ”があれば…!!
沖田「じゃあね、悔やむならそれを読んだことを…悔やみなよ!!」
そう言い、沖田総司が刀を振るう。
助けて…助けて、____…!!!
『待て。』
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