20話☆ ページ22
『…なるほど、信じる甲斐は有りそうですね。』
…え?
藤堂「お、おい天馬!?」
『もし彼女が刺客であったり…そうでないにしても何らかの方法で新撰組を調べ知っている存在であるとすれば、僕の名前も今言っているはずです。
言わないことでこのように不審に思われ、怪しまれることくらいは分かるはずですから。』
斎藤「…確かに、な。」
『…だから僕はこれを信じ、彼女をここに置き…何かあるとした時に、この時代ではないところから来たという彼女から助言を頂けばいいと思うのですが…?』
…凄い…この人は十手も二十手も先を見てる…そんな人なんだ…。
近藤「うむ…それもそうだな、じゃあ天野くん!」
「は、はい…!」
近藤「君はこの中の誰かの小姓となり、ここに居てもらうぞ。」
「わ、分かりました…!」
好きなアニメの登場人物達と一緒に暮らせるとかここは天国でしかないと思う。
…テンマさんには、感謝しかないなぁ…。
近藤「それで…誰の小姓に…」
沖田「天馬くんで良いんじゃない?天馬くんが言い出したんだし。」
…テンマさんが一番危なくはなさそう…だけど…。
『…沖田さん、貴方は…』
土方「こういう時は幹部の誰かの所に居させるのが当然だろうが。」
…??
「テンマさん、は…幹部の方ではないんですか…?」
ふとした疑問を口にすると、また注目を浴びる。
…え、何、私そんなにまずいこと言ったかな…。
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