取り敢えず一回鬼に喰われてくれ。

五話 ページ7

『…鬼殺隊とやらに入るのが、継子となって入るのが、助けてくれた…引き取ってくれた？煉獄さんへの恩返しになるなら死ぬ気で頑張ろう。

と言うかこの世界で生き延びるためには鬼殺隊に入って鬼を倒す力があった方がいい。

だから煉獄さんの元で修行して頑張って…生きていく術を自ら身につけよう…。』



…そう思っていた時期が、僕にもありましたよ。



『でもこんなの聞いてないから！！』



響「最終選別は鬼を倒しながら生き残らなければいけないって話は耳に蛸が出来るほどしたはずですがね！？！？」



『無理無理無理無理！！は！？鬼怖！？』



響「逃げてないで斬れよ馬鹿野郎！！」



『野郎じゃないな！？』



響くんと一緒に最終選別に出たものの、僕は逃亡一線。



それを見た響くんも一緒に逃げているもののそろそろキレそう()



響「ったく、先輩やっぱり馬鹿！！ほら！！」



そう言いながらいきなり腕を掴まれる。



『死ぬよ！？死ねと！？』



響「煉獄さんに教えてもらったこととかちゃんとやれば生きて戻れますよ！！

ちなみにこれ終わったりしたらいずれイケメンと相まみえること出来るかもですよ！！」



『僕がイケメンで全てを決めると思うなよ馬鹿なんじゃないの！？

取り敢えずこいつらとっとと倒すかぁ！！』



響「普通に引っ掛かってるし！！馬鹿じゃないのは此方のセリフだし！！」



酷いこと言うなもう！！



『クソっ…やだもう…』



そう言いながら二人で刀を構える。



『我流、無の呼吸…壱ノ型・無の果て。』



響「我流、星の呼吸…壱ノ型・流星。」

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