60 雲雀side ページ12
雲雀「…そう言えば、君、」
白「しーっ」
急に何かと思って白とか言う男の方を向くと、彼女はソイツの膝の上に座りながら寝ていた。
…何そんなに安心しちゃってんの？
白「ああもう…可愛いなぁAちゃん。」
…その時少しだけ見えたソイツは、彼女を見ながら優しげな顔をしていて。
愛おしむように…何よりも大切にするように見ながら…壊れ物を扱うかのように優しく、彼女の頬を撫でた。
…何故か、それを見ていると心が痛んで…目を逸らしたくなる。
雲雀「…あなた、その子のことが好きなの？」
思わず聞いてしまったその言葉。
ソイツは僕の方を少しだけ驚いた顔で見たあと…不敵に笑った。
…ああ、何だろう…聞きたくない。
白「好きじゃないよ。」
雲雀「…は？」
好きじゃないのにそんな近くにいるの…？
その言葉に驚き、声を出せなくなると、ソイツは楽しそうに笑いながら僕を見る。
白「ベタかもしれないけど、好きなんてそんな軽いものじゃないんだ。
まだ出逢ってそんなに日は経ってないはずなのにね…愛おしくて仕方ない。」
雲雀「っ…」
白「好きなんてそんな軽い言葉じゃ足りないくらい、この子のことが大切だよ。」
彼女と話していたときのような軽い話し方ではなく、本気と思わせる話し方で。
相変わらず彼女を愛おしむように見つめながら…彼は言った。
…何だか…よく分からないけど、心が痛む。
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ゆい(プロフ) - 面白いです！有音くんとくっついて〜と思ってしまう私をお許しくださいませ。 (2019年6月17日 23時) (
レス) id: c6d53ef073 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - 唯さん» コメントありがとうございます！本当ですか！ありがとうございます！ハイキューの作品も読んでくださっているんですか！？すごく嬉しいです、ありがとうございます！！ (2019年6月4日 12時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - こんにちはっ！1話から惹きこまれ一気読みしてしまいました！更新を待ちきれず美玲さんのハイキューの作品も読んでます！ (2019年6月1日 12時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
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