どーも、未定の女です3【銀魂】

90魂 ページ14

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「そーいやよぉ、ずっと前から聞きたかったんだが」


明るい日差しが眩しいある日、その質問は唐突に投げられた


「拉致られたあと、お前どうしてたの？」


「拉っ！？えっ、Aさん拉致られたんですか！？」


『いや、拉致られたってゆーか…』


ったく、変なこと言うなよめんどくせーな


「どうせ、野生のゴリラが檻から脱走したと間違われたとかダロ？わかりきったことネ」


『神楽ちゃんよく聞いてくれ。私は人間なんだ』


ほんとこの娘、かわいい顔して毒づくよね。手に負えねーよ


『まぁ、あの後は色んな師団転々として、船ぶっ壊れて助けられて、地球に落とされてミツバちゃん達に出会ってこっち来た、みたいな？』


「…なんというか、波瀾万丈ですね」


『そうそう。ほんと大変だったんだよね。その師団にちびっ子がいたんだけどね、その子がまたクソガキでさ』


ふと思い出したガキンチョ。とにかくまぁ、手に負えないクソガキだった


『確か、ちょうど神楽ちゃんとおんなじような髪色でさ、目もこんな感じだったかなー。あれ、肌の色も似てんな』


「…もしかしてそいつ、神威って名前アルか？」


『そうそう！え、知り合い？？』


「そいつ、たぶん私のバカ兄貴ネ」


『まじでか』


世界、いや、宇宙は狭いなと思いました。(日記)




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