どーも、未定の女です2【銀魂】

53魂 ページ26

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【新八side】


「頼む！！」


僕達に頭を下げるのは、今回の依頼人のタカチン。仕事がなかなか見つからない僕達にとって、大変ありがたいことなんだけど


「うぅ〜ん。でもなぁ」


「そこをなんとか！」


問題は依頼内容


「1日でいいから彼女が欲しいんだよぉ！！」


これだ。なんでも、生まれてこの方彼女がいたことがないらしい。僕もだけど。


「そのうち彼女なんてできるって」


「できねぇから未だにこんなんなんだよ！DTの新ちゃんならわかるだろ！？」


「決めつけてんじゃねｪｪｪ！！」


何みんなして、エッ違うの？みたいな顔してんだ


「でもさ、お前あれだよ？付きあえたって好きな子とじゃないと意味ねぇぜ？そもそも、お前お通ファンクラブの一員なんじゃねぇの？」


「それとこれはまた別だ。もし、俺が好きな子ができて付き合えたとしても、俺は女の子の扱い方がイマイチわかんねぇ。だから前もって練習っつーか、レクチャーして欲しいっていうか…」


「お前みたいなタカ○ンコに一生彼女なんてできるわけないネ。そこら辺のカップル呪ってる立場がお似合いアル」


「ちょっ、何言ってんの神楽ちゃん。大丈夫だってタカチン。元気出してよ」


急に毒吐き出すから焦った。やめたげてよ、タカチンガラスのハートなんだから


「どーするんですか銀さん」


「受けてもいいんだけどよ。まず相手どーする」


そう一番の問題点は、彼女役の女の人。
考えてもみてほしい。僕達の周りにいる女の人を


「まず、神楽はだめだろ」


「なんでヨ！私彼女くらいできるネ」


年齢的にこんな仕事を任せられないというのもあるが、まず、神楽ちゃんが彼女になったらタカチンの身が持たない


「ババアもダメ、猫耳もダメ」


「さっちゃんさんもダメでしょ。姉上は絶対ダメだし」


いない。本当にいない。
もうダメか。せっかくの依頼をボツにしようとした時、天は僕達の味方をした


『ただいま〜』


いた


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